
7月29日に鹿嶺高原で開くカレーフェスをPRする長谷中の生徒ら
伊那市長谷中学校は7月29日、同市長谷のキャンプ場・鹿嶺高原で初のイベント「カレーフェス」を行う。高原の名称とカレーを結び付け、同校を含む市内の飲食店や団体が5種類のカレーを提供。「中学生ができる地域おこし」として長谷の魅力を市民に発信する。同校で29日、生徒たちが会見を開き、イベントの内容を発表した。
校外学習で鹿嶺高原を利用した3年生が同施設の管理人から「県外者の利用は多いが、地域や長谷住民の利用が少ない」という話を聞き、カレーフェスを企画。長谷中では米やタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ニンニクを学校の畑で作っており、当日は“オール長谷産”の食材でカレーを作る。肉は1年生が「命の授業」で有害鳥獣駆除した鹿肉を使用する予定だ。
1杯500円で約250食を提供する。そのほかにも市内の「ロイヤルナンハウス」「ざんざ亭」「長谷食文化研究会」「長谷消防団」がそれぞれに趣向を凝らしたカレーを出店。食べ比べも楽しめる。
1年生は学習で栽培している地域伝統野菜「内藤とうがらし」で作ったラー油をソフトクリームにかけて販売(価格未定)。2年生は地域伝統文化の「中尾歌舞伎」をPRするブースを出店する。中尾歌舞伎ファンクラブの会員を募集するほか、4月の定期公演の模様を上映。グッズも販売する。鹿嶺高原のビュースポットを巡る「フォトロゲ」も併せて行う。
生徒会の小松駿斗会長(14)は「イベントで多くの人に長谷や鹿嶺高原に来てもらい、地域が盛り上がれば。自分たちの活動を地域おこしにつなげたい」と意気込んでいる。
関連記事
3種の「あつみバターサンド」新商品 道の駅「あつみ」しゃりん19日から
道の駅「あつみ」しゃりんを運営するクアポリス温海(鶴岡市早田、矢口泉支配人)は庄内の名物を使ったオリジナルバターサンドを開発した。しゃりん限定で19日から販売する。 商品名は「あつみバターサ...
新作パン来場者が審査 帯広・満寿屋商店開発コン1位は…
パン製造販売の満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)が同社のパン職人を対象にした新商品開発コンテスト「ますやカップ2023」で、管内農家のブルーベリー、ラズベリージャムを使った「コキーユ ベリー&チ...
帯広のインデアン、ファイターズ新球場で期間限定ショップ
北広島市に建設されたプロ野球パ・リーグ「北海道日本ハムファイターズ」の新本拠地球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」で行われる30日からのファイターズ開幕3連戦に合わせ、藤森商会(帯広市...
地元産の二条大麦「小春二条」原料 ウイスキーの仕込み始まる 長野県
長野県駒ケ根市と宮田村で栽培した二条大麦「小春二条」を原料としたウイスキーの仕込み作業が同村新田の「本坊酒造マルス信州蒸溜所」で始まっている。6次産業化の取り組みとして両市村や酒造会社、JA...