全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

公益大後援会総会講演会 世界的建築家・安藤さん語る

 2010年に文化勲章を受けた世界的建築家、安藤忠雄さん(76)=東京大名誉教授=を講師に招いた講演会が28日、酒田市の東北公益文科大公益ホールで開かれた。超満員の聴衆に対し、安藤さんは「1週間に1回は感動して。感動があると元気になる」と呼び掛けた。

 公益大後援会(上野隆一会長)が本年度総会に合わせて企画したもの。安藤さんは1941年、大阪市生まれ。独学で勉強して建築家になった。69年に安藤忠雄建築研究所を設立。打ち放しコンクリートの住宅や商業建築が特徴で、代表作に光の教会(大阪府茨木市)、日本芸術大賞を受賞した大阪府立近つ飛鳥博物館(大阪府河南町)、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)、地中美術館(香川県直島町)などがある。

 公益大の新田嘉一理事長とは旧知で酒田での講演は2008年7月以来、3回目。この日は「夢は自分でつくれ」と題して、これまで手掛けてきた建築物、交友関係のある人物などをスライドで紹介しながら講演。iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥・京都大教授らの賛同を受け現在、大阪・中之島に児童図書館を建設する計画を進めており、「地球は一つ。これからは世界を見ながら生きていかなければいけない。世界を目指す人を育成したい。自らの意見をしっかりと言える子どもを育てたい」と、その思いを語った。

 また、米国の詩人、サミュエル・ウルマンの詩「青春」の一節「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときに初めて老いが来る」を解説し、理想や夢を持つ大切さを強調。2011年の東日本大震災発生後、ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんらと設立した「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」を紹介し、「助け合いの精神」の重要性を説いた。

 講演を前に、上野会長は「安藤先生の情熱、思いを市民や学生に伝えたいという新田理事長の思いから実現した講演会。忙しい中、快く講演を引き受けてくれた安藤先生に感謝」とあいさつした。

夢や目標を持つことの大切さを聴衆に説いた安藤さん

関連記事

紀伊民報社

落ちアユ狙う伝統漁法 「せぎ漁」始まる

 和歌山県田辺市本宮町などを流れる熊野川やその支流で、産卵のために川を下る「落ちアユ」を狙う伝統漁法「せぎ漁」が始まっている。本宮町川湯を流れる大塔川では25日、アユの群れをめがけて網を投げる地...

原因究明し資源回復へ 「調査研究会」を発足 「鵡川ししゃも」記録的不漁受け

むかわ町のブランド「鵡川ししゃも」の記録的不漁を受け、町や鵡川漁業協同組合、道内調査研究機関などで構成する「鵡川ししゃも資源再生調査研究会」が25日、発足した。昨年秋から町内で稼働するししゃもふ化...

荘内日報社

好調!!庄農うどん大作戦 4週で1160食注文 「おいしいね」の声に喜び実感 庄内..

 鶴岡市の県立庄内農業高校(坂井孝朗校長)の生徒が取り組んでいる「庄農うどん大作戦!Season5」が好調だ。今年も今月初めに藤島地域の飲食店9店舗で生徒が作った「庄農うどん」の提供が始まったが、客...

宇部日報社

埴生小・中で稲刈り始まる【山陽小野田】

 埴生小・中(東原秀一校長)に隣接する学習田「ハーブねっと農園」で25日、稲刈り体験が始まった。午前中は小学5年生27人、午後は中学1年生26人が黄色く色づいたもち米品種マンゲツモチの稲を鎌で...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク