“20歳”タイムカプセル開封 八幡小 32歳の当時6年生思い出深く
酒田市の八幡小学校(金子尚校長)で23日、20年前に校門近くに埋められたタイムカプセルが開封され、当時の6年生と保護者、教員が懐かしい品を手に思い出話に花を咲かせた。

掘り出されたタイムカプセルと当時の6年生ら
同校の創立45周年記念事業として2005年3月、当時の校長やPTA会長が中心となり、各学年児童の作文や絵などをタイムカプセルにして埋設。20年が経過した今年、開封実行委員会(小野尋也委員長)の呼び掛けで、32歳になった当時の6年生約20人と保護者、当時校長だった遠田健一さん(酒田人権擁護委員協議会長)や担任教諭らが駆け付けた。
小野委員長(32)や当時PTA会長だった佐藤貴夫さん(64)のあいさつの後、スコップを手に土を掘り起こし、校門近くの石碑下に埋められていた縦約1メートル、横約50センチ、高さ約40センチのFRP製タイムカプセルを取り出し、観音寺コミュニティセンターに移動し開封。当時の文集、写真、20年後に宛てた手紙のほか、軟式少年野球チーム・八幡スポーツ少年団のユニホームなどが取り出され、参加者たちは懐かしそうに思い出話に花を咲かせていた。
参加者の一人、池田悠太さん(32)は、20年前に沖縄の子どもたちと交流した「八幡・東村児童交流の翼」の写真を眺めながら「写真を見て当時の思い出がよみがえった。沖縄の子が友人の家に泊まり、こちらの布団はすごく重いと言って笑い合った。とても懐かしい」と目を細めていた。タイムカプセルの中身は佐藤さんが経営する酒屋「大黒屋」(観音寺)で1年間保管するとのことで、佐藤さんは「思い出の品を見たい人、引き取りたい人は遠慮なく来てもらえたら」と話した。

タイムカプセルに入っていた品々を見る参加者たち
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