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紀伊民報社

古道始まりの地をPR 「シオゴリ」モニュメント

「シオゴリ」モニュメントの前で記念撮影する式典来場者(16日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)

 和歌山県田辺市の扇ケ浜に設置された「SHIOGORI(シオゴリ)」の文字をかたどったモニュメントの除幕式が16日にあった。「潮ごり」は熊野詣での事前儀式。熊野古道の世界遺産登録20周年に合わせ、「古道始まりの地」をPRしようと、まちづくり会社の南紀みらい(田辺市湊)などが企画した。

 古道に向かう人々が海水を浴びて身を清めた潮ごりは、熊野古道中辺路の始まりの儀式として重要な意味があった。南紀みらいと田辺市熊野ツーリズムビューロー、民間まちづくり会社アンドローカル(田辺市磯間)は潮ごりに光を当て、現代風に再現する「シオゴリプロジェクト」に取り組んでいる。
 モニュメント設置もプロジェクトの一環。熊野古道を訪れる観光客に「玄関口」である市街地の周遊を促すため、扇ケ浜を訪れるきっかけとして写真映えするスポットを作った。
 モニュメントは高さ約1・5メートル、幅約12メートル。FRP(繊維強化プラスチック)製で、さびたり、腐ったりしない。設置費用は地域の企業や団体から寄付を受けたほか、クラウドファンディングでも協力を募った。
 式典で南紀みらいの多田稔子社長は「潮ごりの文化は千年以上前から、何らかの形で途絶えることなく引き継がれてきた。田辺市の合併で熊野古道中辺路の起点と終点が一つの市の中でつながって20年の節目の年。モニュメント設置で、これからまた次の新しい物語が紡がれていくはず」とあいさつした。
 来賓の金谷清道・田辺商工会議所会頭は「全国、世界から一度は熊野詣でに来ていただきたい。その起点としてモニュメントがこの場に建ったことに大いに期待している」と述べた。
 式典後は音楽イベントや餅まきがあり、早速大勢がモニュメント前で記念撮影を楽しんだ。

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