献血バスも大雪で苦戦 中止や遅れで2月1割減 赤十字血液センター帯広

献血ルームで、献血を済ませた人に贈るプレゼントを手に協力を呼び掛ける鈴木所長
2月の大雪は献血バスの運行にも影響を及ぼした。3月は転勤や進学などで輸血用血液が不足する時期。北海道赤十字血液センター帯広出張所(帯広市東7南9、鈴木清晃所長)では日程を増やしたり、キャンペーンを行ったりして、協力を呼び掛けている。
記録的な降雪の影響で、2月5日に予定していた広尾での献血は中止となった。その後も1週間ほど路肩の雪山により道幅が狭まり、献血バスが実施場所まで時間通りに到着できない事態が続いた。バスの到着が遅れそうな場合は献血を実施できる専用車を出し、予約者には対応できる態勢を取った。ただ、予約せずその場で献血を考える人の対応ができず、バスでの献血は前年と比べ1割減少した。鈴木所長は「受けられる人が限られた」と振り返る。
3月は転勤や進学などで協力していた住民が引っ越してしまうため、例年落ち込む時期。2月の減少も踏まえ、20日に献血バスの運行を追加した。
キャンペーンも3月末まで実施する。平日限定でウェブサイトから予約し、事前問診を済ませた400ミリリットル献血の協力者には、充電ケーブルと地場産のお菓子をプレゼント。日曜に開く献血ルームでは、協力後に次回の献血の予約を済ませた人を対象に食器用洗剤などを贈呈する。
直近では17日午前9時半~正午と午後1時半~同4時にMEGAドン・キホーテ西帯広店(西21南4)で実施する。そのほかの日程は、北海道赤十字血液センターのサイトで確認できる。
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