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豊川稲荷の御開帳に合わせ 駅前に複合ビル開発へ

 名鉄都市開発(名古屋市)は、JR豊川駅東口前にホテル、オフィス、バンケットホール(宴会場)、商業施設が入る複合ビルの開発を進めると発表した。豊川稲荷の御開帳に合わせた。5月に着工し、来年10月に開業する。

複合施設の完成予想図(提供)

 計画地は、名鉄都市開発が所有しており現在は駐車場。豊川駅から徒歩1分、名鉄豊川稲荷駅から徒歩3分の好立地で、近くには年間約500万人が訪れる豊川稲荷がある。稲荷では、来年は午(うま)年開帳、2030年は大開帳が予定されている。

 鉄骨造12階建てで、高さ46㍍、延べ8130平方㍍。1階は商業施設、2~4階はオフィス、5階はオフィスとバンケットホール、6~12階はホテルが入る。商業施設はレストラン、カフェ、コンビニ店で、バンケットホールは100席程度、ホテルは約110室になる。関係者によると、ホテルはビジネスホテルの上位ブランドになるという。

 豊川市のハクヨプロデュースシステムが事業協力し、オーエスジー、ハクヨコーポレーション、豊川信用金庫、加山興業の地元4社が共同出資する。オフィスは出資4社のほか数社が入居予定。

 地元商店街も歓迎する。商店主らは「豊川稲荷に訪れた観光客が宿泊する場所が少なくて困っていた。地域にないホテルの宴会場ができるのも大きい。活性化につながる」と期待する。

 名鉄都市開発の日比野博社長は「地元の皆さんの協力で、新しいプロジェクトが進められることをうれしく思います」とコメントした。ハクヨの笠原盛泰社長は「地元企業のフロントオフィスとしての機能創出と、豊川稲荷に来る人の拠点となる念願のホテル誘致が実現したことは喜ばしく、今後の地域経済と観光の発展に寄与したい」と述べた。オーエスジーの大沢伸朗社長は「地元のまちづくりに貢献したいと参画しました」と話した。

 御開帳に向け、総門前に商業施設が誕生するほか、門前の道路を石畳風にするなど、さまざまなプロジェクトが動いている。

現在は駐車場になっている建設予定地

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