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荘内日報社

本堂にエレキ響く

 酒田市亀ケ崎四丁目の曹洞宗寺院「青原寺」(渡部弘行住職)で24日、初の「青原寺文化祭」が開かれ、僧侶のバンドが本堂でエレキギターを演奏したり、お棺に入る「入棺体験」など、さまざまな企画で地域住民たちが交流した。

 この催しは、渡部住職が「寺はかつて、地域の公民館のような存在だった。地域住民がつながりを深めるきっかけに」と企画。檀家(だんか)を中心にした地域住民に呼び掛け、

須弥壇前のステージで演奏した僧侶のバンド

今年3月に実行委員会を立ち上げ、準備を進めていた。

 本尊を祭る須弥壇前に設けられたステージでは午前10時からフォークバンドやチアダンス、ご詠歌など6グループが歌や演奏、健康体操などを披露。僧侶二人によるバンド「不協和音」は、エレキギターとボーカルでテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」などを熱唱し、喝采を浴びた。また、「生前に入ると長生きする」という入棺体験では、老若男女が1人ずつ、白い経帷子(きょうかたびら)に三角の頭巾など死に装束をまとって入棺。市内の80歳の男性は「無の心境。心が静かになった」と満足そうに話した。

 そのほか、写経や写仏、座禅の各体験、骸骨模型との記念写真撮影、川柳や絵画などの作品展などさまざまな企画が行われ、大勢の人でにぎわった。

 渡部住職は「寺は普段、葬式や墓参りぐらいしか来ないが、本来はより良く生きるためにどうあるべきか考え、実践する場。こうしてみんなが参加できる形でそれを実践し、人のつながりの中で生きていく大切さなどを体験してもらえたら。今後も続けたい」と話した。

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