全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

メヒカリの魚醤使ったご当地ポテチ 「ラリー三河湾」イベント会場で披露

 蒲郡市の飲食店経営「笹やグループ」や市観光協会などでつくる「深海魚スナック新商品開発プロジェクトチーム」は1~2日、「ラリー三河湾」のイベント会場となった同市海陽町のフェスティバルマーケットで、深海魚「メヒカリ」の魚醤(ぎょしょう)を使ったご当地ポテトチップス「メヒカリパンチ」を披露した。

完成したメヒカリパンチをPRする児童ら=フェスティバルマーケットで

 ポテトチップスは昨年7月、「笹やグループ」代表の笹野弘明さんが市立蒲郡東部小学校で未利用魚についての授業をした際、児童が「蒲郡の海を守りながら、魅力を伝えるための菓子を作りたい」と希望を伝え、商品化に向けたプロジェクトが始まった。

 8月、一緒に未利用魚の利活用に取り組む豊橋市の食品製造「まんてん」の黒田孝弘社長に相談した。メヒカリの商品の製造過程で廃棄される内蔵を使った魚醤をパウダー状にし、ポテトチップの味付けに使えると提案された。蒲郡の特産品のPRと廃棄ロス削減の重要を発信できるとし、魚醤味を採用した。

 児童と一緒に試食して意見を聞いたほか、蒲郡商工会議所でパッケージデザインや販売価格も考えた。笹野さんは意見をまとめて商品化した。

 イベント会場では幸田町の「消防カレーポテトチップ」と豊川市の「豊川きしめんチップ」の食べ比べを企画。6730人が投票し、メヒカリパンチが1位になった。蒲郡市在住の鵜飼英大さん(8)は「おいしかった」と笑顔で話した。

ご当地チップスを食べ比べる参加者

 蒲郡東部小5年の井川蒼大さんは「自分たちが考えたアイデアが実際に商品になってうれしい」と喜んだ。笹野さんと黒田さんは「おいしいポテチです」とPRした。

 今後、1袋500円で竹島水族館や市観光交流センター「ナビテラス」、アピタ蒲郡店、豊橋市と田原市の道の駅などで販売する。

関連記事

とかちむらに月替わりラーメン店 管外の人気店招く

 ばんえい記念(BG1、16日)に合わせたイベントの始まる14日、帯広競馬場内の観光交流複合施設とかちむらに、管外の人気ラーメン店が月替わりで出店営業する「とかち麺ビレッジ」(堀田翔午オーナー)が...

待望10年 第1弾 池田・山幸ブランデー 13日から全国展開

 池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(南邦治所長)は13日、十勝ブランデー60周年記念商品「山幸ブランデー原酒 AGED8YEARS」を全国発売する。2015年にブランデー造りを再開してから記念すべき第...

豊橋で「福祉の店」始まる 事業所利用者の手作り品を展示販売

 「第43回障害者作品即売会 福祉の店」(愛知県セルプセンター主催、東三河社会就労センター協議会共催)の豊橋会場が27日、豊橋市野依町の「イオン豊橋南店」1階特設会場で始まった。3月5日まで。 ...

合格願う「勝ちどら」販売 神社で祈祷済み 士幌のチアーズ

 士幌町内のまちづくり会社「CheerS(チアーズ)」が受験生応援企画として、同社が手掛けるどらやきの派生形である合格祈願のどらやき「勝ちどら」(1個216円)を開発した。今月まで道の駅ピア2...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク