「第43回障害者作品即売会　福祉の店」（愛知県セルプセンター主催、東三河社会就労センター協議会共催）の豊橋会場が27日、豊橋市野依町の「イオン豊橋南店」１階特設会場で始まった。３月５日まで。

買い物客でにぎわう「福祉の店」＝イオン豊橋南店で

　福祉の店は、障害福祉事業所の利用者らが日頃の訓練の成果を生かした作品や、長年作り続けている自主製品を展示販売し、利用者の社会参加促進や県民への障害福祉への理解を深めてもらう催し。２月４日の名古屋会場を皮切りに県内５会場で順に開いており、豊橋会場が４会場目。

　東三河から９事業所と、名古屋などの23事業所が参加。クッキーやシフォンケーキといった焼き菓子、パン、縫製品や木工品、寄せ植え、手工芸品など、多彩な自主製品を並べた。各施設自慢の焼き菓子類にはファンも多く、初日から多くの人が買い求めていた。

　会場では能登半島地震被災地支援として、石川県の２事業所の製品も販売。４日夕方にはエフエム豊橋の番組内で「豊橋市住みます芸人」のＡＳＡＮＡの２人による中継も予定している。

　東三河社会就労センター協議会会長の北尾健二さん（授産所ふくふく）は「長年ここで開いてきて売り上げも年々好調。物価高騰の中、各施設が工夫して製品のラインナップを充実させている。ぜひ期間中に会場にお越しください」と呼び掛ける。