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北羽新報社

「長信田の森」の若者たち、演劇や和太鼓演奏の稽古に熱 3月8日にイベント

3月8日のイベントに向け、演劇の稽古に励む若者たち(三種町森岳で)

 三種町森岳の長信田の森心療クリニック(児玉隆治院長)のデイケアを利用する若者によるイベント「GO FOR IT!~一歩踏み出す勇気~」が、3月8日午後1時30分から山本ふるさと文化館で開催される。不登校や引きこもりを経験した若者たちが和太鼓の演奏や演劇を披露。今年は戦後80年であることから、演劇は戦時中に焦点を当てた作品に挑む。命の重さ、大切さを考える内容で、若者たちが熱のこもった稽古に励んでいる。

 イベントを平成16年から主催している同クリニックでは、不登校や引きこもりなどを経験した若者が自立を目指すに当たり、和太鼓の演奏や演劇などに取り組み、自己表現したり、仲間との協調性や達成感を得たりしている。
 8日は10~20代の若者15人がステージに上がる予定で、幕開けは全員で和太鼓の演奏を披露した後、長信田太鼓のメンバー8人がさらに1曲たたく。演劇は、小説家・汐見夏衛さんの「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を劇化したもので、先の大戦末期にタイムスリップした女子学生が特攻隊員と出会い、命の尊さや平和を考える。
 イベントに向け、若者たちは1月から演劇や太鼓の稽古に励んでいる。演劇では、劇団わらび座(仙北市)の栗城宏さん(63)が昨年に続いて演出に関わっており、今月17日も声の強弱や動作など表現力がより高まるよう丁寧に指導。「(若者たちの)演技に力がこもっている。多くの人に公演を見てもらい、生き抜く大切さを感じてほしい」と話す。
 主役に名乗り出た鈴木光璃さん(20)は「人の前に立つ難しさはあるが、経験が大切だと思って挑戦している。今年は戦後80年に当たる。私たちの演劇を通し、生きているありがたさなどを感じてもらえたら、うれしい」と語る。
 また、秋元康生さん(18)は「8日のイベントをみんなで乗り越えられるように引き続き全力で頑張っていきたい」と力を込める。
 同クリニックは「彼らの可能性を社会に示していきたい」と話し、来場を呼び掛けている。
 当日は午後1時開場。入場チケット500円。事前の申し込みが必要で、希望者は氏名と電話番号、チケット枚数を明記し、長信田の森心療クリニック(FAX0185・72・4134、またはメールnagashida0202@yahoo.co.jp)へ。

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