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「後世に正しく伝える」八重山戦争マラリア犠牲者追悼式

八重山戦争マラリア犠牲者追悼式で、黙とうをささげる参列者=23日午後、バンナ公園内の八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑

 太平洋戦争末期、軍命でマラリアの有病地域への避難を強いられ、マラリアに罹患(りかん)した3000人余の冥福を祈る「八重山戦争マラリア犠牲者追悼式」(市主催)が23日午後、バンナ公園内の八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑であり、参列者が黙とうをささげ、手を合わせて御霊を慰めた。

 郡内のマラリア死亡者は当時の人口3万1701人の11・5%に当たる3647人。  表千家不白流白和会沖縄県支部八重山が御供茶をささげた後、中山義隆市長は「過去の悲惨な体験を忘れることなく、共に力を合わせ、この八重山から平和への願いを世界へ発信するとともに、その教訓を正しく後世に伝えていくことを誓う」とあいさつ。

 八重山戦争マラリア遺族会の佐久川勲会長は「戦争の悲惨さと体験、教訓を後世に正しく伝えていくことは私たちの大きな使命であり、責務。遺族の皆さまが肉親を失われた深い悲しみを乗り越えて、精神的にも幸せな生活を築かれるよう心から念願する」などと述べた。翁長雄志県知事(山城秀史県八重山事務所長)も追悼のことばを寄せた。

 同会が「八重山戦争マラリア犠牲者鎮魂歌」を歌い、トランペット奏者の玉盛邦則さんが「この素晴らしき世界」を会場いっぱいに響かせた。八重山高校放送研究部の新城結さん(1年)と仲間美悠さん(同)が司会を務めた。

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