
試飲コーナーを設け、八ケ岳西麓産ワインの魅力を伝えたブース
長野県茅野市、富士見町、原村でつくる八ケ岳西麓地域共生会議とJA信州諏訪は16日、東京都港区の麻布十番でそれぞれの特産品を紹介し、地域の魅力を発信した。3市町村の枠組みの下では初めて共同でシティープロモーションを行った。3首長と同JAの小平淳組合長がそろってブースに立ち、来訪者にワインや花などの魅力を伝えた。
同会議は3市町村が2021年12月に行った共同宣言の下、環境、観光、農業分野を中心に一体的な施策展開に向け、協議を重ねてきた。これまで関係者同士での協議や研修、各種機関への要望活動が中心だったが、今年は連携による外部発信にも力を入れる。
イベント会場は、麻布十番から六本木方面に伸びる商店街内の広場。八ケ岳西麓産ワイン7銘柄のうち3種類が楽しめるワインバーも開設した。ワインブースには、原村のワイン用ブドウ生産者の姿もあり、栽培のこだわりを来場者に伝えていた。八ケ岳西麓産の花や米、原村の米粉も販売し、ロープウエー乗車券などが当たる抽選会も行った。
国産ワインに関心があるという山口ますみさん=さいたま市=と田中千里さん=東京都台東区=は「八ケ岳西麓がワインに力を入れ始めたのは知っているが、味わったのは初めて。フレッシュ感があって飲みやすく、今後に期待」と評価。一方で「八ケ岳と聞いてイメージするのは山梨県や北杜市。八ケ岳のイメージで茅野市、富士見町、原村は思い浮かべにくい」と語った。
3市町村のプロモーションは秋にも同所で行う。富士見町産業課は「秋は農産物をたくさん持ち込んで西麓地域をもっとアピールしたい」と次回に意欲を見せた。茅野市の今井敦市長は「シティープロモーションの分野でも3市町村の共同事業として第一歩を踏み出すことができて良かった」と語り、富士見町の名取重治町長は「茅野市がつくったベースを大事にしながら3市町村が協力して西麓を発信していく」と述べた。原村の牛山貴広村長は「村単独では難しいプロモーションも3市町村で協力すれば可能。西麓地域を八ケ岳のイメージで広く知ってもらうことが大事」と話した。
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