世界の9カ国を駒ケ根から発信 大使村まつり
ステージイベントでは、各国の関係者らが次々とダンスの輪に加わって躍り出す一幕もあった「大使村まつり」
駒ケ根市の中心市街地にある銀座通りで24日、第1回「大使村まつり」が開かれた。アフリカや中米、南太平洋などから9カ国の大使館関係者が参加し、大使らがブースやステージなどから各国をアピール。多くの市民らが訪れて国際交流を楽しんだ。
国際協力機構(JICA)青年海外協力隊駒ケ根訓練所や青年海外協力協会(JOCA)本部などがある市の特徴を生かし、大使館との交流を通じて市や世界各国の魅力を発信する狙い。市の「大使村構想」を具現化するキックオフイベントとして市とJOCAが実行委員会をつくり企画。JOCA本部事務所が入るこまがね市民活動支援センター「ぱとな」のお披露目と、銀座通りで月1回開く子育て地蔵尊すくすく縁日に合わせて開催した。
参加したのはブルキナファソ、ミクロネシア、パラオ、ドミニカ、ホンジュラス、バングラデシュ、マラウイ、ネパール、ベナンの9カ国。各国の大使らは特設ステージからあいさつし、「銀座通りから世界をつなぐのは良いアイデア。長く続けてほしい」「この機会に私たちの国への理解を深め、遊びに来てほしい」などと呼び掛けた。
ブースではそれぞれ、具入りパン「エンパナーダ」(ドミニカ)や「バリアーダ」(ホンジュラス)といった定番料理の提供や、花飾りや帽子を身に着けて一緒に写真に納まるなどして自国をアピールし、交流を深めた。
杉本幸治市長は「JOCAとともにさまざまな国の文化に触れ交流を深める活動を進めて、駒ケ根から国際交流の波を広げていきたい」と今後の取り組みに意欲をみせていた。
関連記事
「かみしほろ」3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング
旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...
先端研を核に教育研究活動 3者が6期目の連携協定締結
学校法人慶應義塾と県、鶴岡市は27日、慶應大先端生命研究所(同市)を核とした研究教育活動プロジェクトを今後も共同で推進するための協定を締結した。期間は2024―28年の5年間。協定は今回で6期目。今期は、研...
Aスクエア、4月1日に利用開始 まちづくりの拠点として期待【山陽小野田】
山陽小野田市がLABV(官民協働開発事業体)プロジェクトの核事業として、中央2丁目の市商工センター跡地で建設を進めていた複合施設「Aスクエア」が完成し、4月1日から利用開始となる。公共施設と...
伝統の「送り節」で見送り 教職員との別れ惜しむ 宇検村田検
ハレ おこれーこーれーおーこーれーよー はーまーしょうがーあでおーこーれー(送ろう 送ろう 浜まで送りましょう)。 鹿児島県宇検村田検集落で27日、春の人事異動で集落(シマ)を離れる教職員...