白樺学園高校「芽室ジモト大学附属高校探究部」(北橋美桜部長)は、芽室町の菓子店「メランジェラボ」(東1ノ2、小谷みのり店長)の協力で、町の特産品のスイートコーンと落花生を使用したマカロンを開発した。8日に同店や町内のイベントで限定販売する。

メランジェラボと芽室町のトコロンを完成させた高校生たち。右から佐藤雅浩さん(2年)小谷店長、北橋部長、田中凜さん(1年)、嶋朋輝さん(3年)
ご当地マカロン開発を進める「TOCORON」(トコロン)プロジェクトに2023年12月から取り組んでいる。トコロンは「Tokachi Collab Macaron」の略で、1年前に第1弾として池田町の銘菓「バナナ饅頭(まんじゅう)」味のマカロンを完成させ、イベントなどで販売した。プロジェクトでは管内全市町村のマカロン販売を目指している。
今年は地元・芽室町のトコロンを作ろうと、小谷店長に協力を仰ぎ、昨年11月から試作に取り組んだ。町の特産であるスイートコーンと落花生の2種マカロンが完成。小谷店長は「難しいマカロン作りだが、みんなで納得できる味に作り上げてくれた。いずれも素材の味を生かしたフレーバーに仕上がった」と高校生たちに拍手を送る。

完成した芽室町のトコロン。スイートコーン味(左)と落花生味
芽室町のトコロンは1セット2個で400円。8日にメランジェラボで限定20セットで販売するほか、芽室公園(西1ノ8)で同日に開かれるイベント「氷灯夜」でも午後1時半以降、準備が整い次第販売する。北橋部長(3年)は「やっと芽室のマカロンを地元で販売できることはうれしい。野菜をマカロンにすることを意外に思う人も多いかもしれないが、おいしい商品になったのでぜひ手に取って食べてほしい」と話している。
同店の営業は午前11時~午後2時。問い合わせは同店の電話(080・8741・5714)やインスタグラムで受け付けている。
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