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長野日報社

環境負荷改善、ボードゲーム通じ意識付け 14日からイベント 長野県富士見町

「一緒にゲームを楽しみましょう」と呼び掛ける大石允耶さんと松田裕多さん(右)

 長野県富士見町のサステナブル・コワーキングスペース「森のオフィス」と、同町を拠点にボードゲームの普及活動を行う「ジャンポポ」は14日と4月、6月の計3回、環境負荷の改善や地域コミュニティーの活性化をテーマとするボードゲーム会を開催する。年齢や性別を問わず、ゲームを楽しみながらリサイクル推進やごみ減量化の意識を身に付けてもらう狙い。現在、参加者を募っている。

 「ジャンポポ」は一昨年、子育てに適した環境を求め、名古屋市から富士見へ移住した大石允耶(のぶや)さん(37)が代表を務めるゲームの運営組織。子どもの情操を育み、世代を超えた交流促進の効果があるボードゲームを使ったゲーム会を定期的に開いている。今回はゲームに含まれる教育的要素が森のオフィス・ディレクター松田裕多さん(37)の目に留まり、3回シリーズのゲーム会開催につながった。

 初回の14日は午後5時から森のオフィスで開催。一般社団法人日本鉄鋼連盟が企画したゲーム「リサイクルハンター」を楽しむ。鉄は溶かすことによって繰り返し、再利用できる資源になることを学ぶ内容。開発には専門のゲーム製作会社が携わり、「大人も夢中になれる楽しさがある」(大石さん)という。

 4月(日付未定)は物の再利用と廃棄物ゼロの社会を考える「ごみゼロゲーム」、6月(同)は各国のごみの分別法を知り、より良い分別をみんなで考えるゲーム「Poi(ポイ)」を行う。

 参加資格は不問。参加費は1人500円。希望者は専用二次元コードの応募フォームへ入力する。

 森のオフィスは、環境負荷改善の取り組みを実践しており、徹底したごみの分別や破損した陶磁器を漆で修繕する「金継ぎ」などのワークショップも開催してきた。松田さんは「ゲーム会を環境や資源について考える機会にしてほしい」と述べた。大石さんは「ゲームを通じた地域の人たちとの交流も目的。多くの方のご参加を」と呼び掛けた。

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