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Retrace「音をたどる」スカラシップ・コンサート 島の若手音楽家を支援 城間さん、新良さん・与那覇さんが出演

熱唱する(右から)新良幸人さん、与那覇歩さん、城間健市さん

城間健市さんから入場料の贈呈を受ける宮良安国さん(右)=1日夜、万世館

 八重山の音楽家たちによる「Retrace―音をたどる―2025スカラシップ・コンサート」(CCAISLANDS、ピースウィンズ主催)が1日夜、万世館=石垣市大川=で開かれた。城間健市さん、新良幸人さん、与那覇歩さんの3人が八重山民謡やオリジナル曲を披露。観客の入場料は「Retrace―音をたどる」プロジェクトの目的のひとつ、八重山の次代を担う若手音楽家を支援するため、選出された2人に贈呈された。

 出演者3人がそれぞれの曲を歌い、コラボレーションステージでは、与那覇さんが「ドゥナンスンカニ」、新良さんが「与那国ションカネ」を掛け合うように歌った。

 ハードロックボーカリストの城間健一さんは、新良さんの演奏に合わせて「高那節」をハードロックボイスで歌い上げた。最後は3人が「満天の星」を熱唱した。

 ステージの転換中には、同プロジェクトの一環でもある、支援金の贈呈が行われた。対象に選ばれたのは、宮良安国さん(39)と横目大翔さん(38)。

 大川出身の宮良さんは、小学4年生のころ、従兄のギター演奏に衝撃を受けてギターを始めた。2005年(19歳)に上京し、バイトをしつつバンド活動や音楽制作などをしていた。その時、中古楽器店で修理や仕入れのノウハウを学んだ。16年に帰郷。いまは、ユーグレナモールで中古楽器店を経営しながらハードロックバンド「ブラックレイン」のリードボーカル、昭和歌謡や民謡のサポートギターをしている。贈呈を受けて「もっと八重山の音楽を頑張っていきたい」と決意した。

 白保出身で八重山古典民謡の師範の両親を持つ横目さんは、幼いころから三線や笛などに触れていた。中学生でバンド音楽に目覚め、島を出て東京ではバンドのギタリストとして活動。現在は、石垣島を拠点にソロ活動やアーティストサポートなどをしていて、音響も勉強中だ。この日は白保公民館で初のワンマンライブがあり、オンラインで喜びを語った。

 同プロジェクトは2023年に始動。八重山地方に関連する音楽家たちの個人的な活動やストーリーを記録し、発信することを目的としている。インタビューやライブパフォーマンスを通じてその輪郭を捉えると同時に、音楽分野でプロフェッショナルを目指す若者たちの支援に力を注いでいる。今回のコンサートは昨年に続き第2弾。

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