芽室の将来像2氏熱く 町長選へ公開討論会

まちの将来像について熱く意見を交わした(左から)手島氏と吉田氏
任期満了に伴う町長選(26日告示、7月1日投開票)を前に、立候補予定者の公開討論会が22日夜、めむろーどで開かれた。出馬を表明している前町農林課長の手島旭氏(51)と前町議の吉田敏郎氏(57)=表明順=が町の基幹産業の農業振興や中心市街地活性化などについて思いを語った。
芽室青年会議所(芽室JC、眞屋寿広理事長)の主催で200人が来場した。十勝毎日新聞社が協力し、同社の末次一郎編集局長がコーディネーターを務めた。
出馬の動機について、手島氏は一昨年の台風災害も大きな一因となったとし「つらく厳しい災害だったが、関係機関と身を粉にして(復旧に)取り組んだ経験を町づくりに生かしたい。厳しい時代に『チーム芽室』で打ち勝っていきたい」と語った。
吉田氏は「7年間議員として活動してきたが、議員としての活動に限界、閉塞感を感じた。芽室町のグランドデザイン、長期的な展望を持って私にしかできないことを実行したい。ワクワクするまちをつくっていきたい」と述べた。
農業振興について吉田氏は「土地改良事業の計画的な推進による基盤整備を最優先で行う」とした他、6次産業化の積極的支援、町内2カ所の町営牧場を廃止し、町雄馬別での大規模草地開発事業の検討・推進とバイオ発電装置の設置を掲げた。
一方、手島氏は2025年に町内農家戸数が28%減となる推計を示し「1戸当たりの経営面積がどんどん大きくなり、家族経営には限界が来る」と指摘。道外・海外からの労働力確保に向けた住居整備や、町内企業の協力による通年雇用の実現を訴えた。
関連記事
士幌ウオーキングラリーで24万歩 三原さん町長と「ニアピン」
スマホアプリを使い歩数を計測する士幌町のイベント「ウオーキングラリー」で、町内の三原好生さん(38)=JA士幌町=が「町長とニアピン賞」に輝いた。12日、町役場で高木康弘町長から賞状と健康グ...
はしご車試乗など体験 防災フェア- 消防業務への理解深める
2025年度秋季全国火災予防期間にちなんだ宮古島市消防本部(上地一史消防長)の「防災フェアー 親子消防体験」が15日、同本部構内で行われた。親子連れなど大勢の市民らが参加し、救助や消火作業などを行...
千賀投手が地元の蒲郡でメジャー移籍後初の野球教室
蒲郡市出身で大リーグ「ニューヨーク・メッツ」の千賀滉大投手(32)が15日、野球教室を同市形原町の市公園グラウンドで開いた。地元での野球教室は「ソフトバンク・ホークス」時代の2019年以来6年ぶりで...
障がい者の創作を一堂に 能代市で「ふれあい作品展」
能代市障がい者ふれあい作品展は15日、同市万町の市在宅障害者支援施設とらいあんぐるで始まった。23回目の今展には、手工芸作品や写真、書道、貼り絵の技法で作製した合作の壁面飾りなど151点が展示され...

