伊那市高遠小児童とミクロネシアの子ども交流

けん玉で交流するミクロネシアの子どもと高遠小の児童
ミクロネシア連邦の子ども24人と伊那市高遠小学校の児童が22日、同校で交流した。独立行政法人・国立青少年教育振興機構が行っている自然体験交流事業の一環。互いの文化に触れ合い、5、6年生とは日本の昔の遊びで友好の輪を広げた。
事業は両国の子どもたちが交換交流で相手国を訪問し、異文化体験や ホームステイをしている。今回はミクロネシアのチューク州とコスラエ州の10~14歳が来日。21日に県内入りし、国立信州高遠青少年自然の家に宿泊している。
高遠小の全校交流では、ミクロネシアの子どもたちが小舟をかいでこぐ動作を取り入れた踊りや、民族衣装を身に着けての伝統舞踊などを披露。高遠小側は全校児童199人で校歌を歌い、6年生の春日葉那さんが「皆さんが来るのを楽しみにしていた。ミクロネシアのことをいろいろ教えてください」と歓迎のあいさつをした。
5、6年生は拳玉や折り紙などでも交流。最初は打ち解けずにいた両国の子どもたちも、交流が進むにつれ笑顔を見せ始め、ミクロネシアの子どもが拳玉を成功させると大きな拍手が沸き起こっていた。
ミクロネシアの子どもたちは3日目から伊那市内の家庭にホームステイし、市内で藍染めなどを体験。最終日には松本城などを見学し、東京に向かう。7月には全国から選ばれた小学生がミクロネシアを訪問する。
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