上士幌町の観光地域商社「karch(カーチ)」(千葉与四郎社長)は、インバウンド(訪日客)をターゲットに、冬のナイタイ高原牧場を舞台とした「ナイタイ高原牧場スノーサファリ&和牛グランピングツアー」を行っている。町の資源を最大限に活用して冬の観光の新たな呼び水とするもので、同社は「普段の喧騒(けんそう)や日常を忘れて、非日常な空間を楽しんでほしい」としている。

ナイタイ高原の景色を眺めるモニターツアーの参加者ら
インバウンド向け観光商品を造成する、十勝プレミアコンテンツ開発実行委員会(事務局・帯広市)の取り組みの一環。市が採択された観光庁の「特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業」として行う。
同牧場は日本一広い公共牧場として知られる。総面積は約1700ヘクタールで、東京ドーム358個分。標高800メートルから十勝平野の大パノラマを見られるが、冬は関係者以外立ち入れない。今回は特別に開放し、冬にしか見られない絶景を多くの人に満喫してもらう。
雪と食の6時間
ツアー参加者を同牧場の入り口からキャタピラの付いたクローラー車(12人乗り)に乗せて頂上へ向かう。頂上ではスノーモービルでラフティングボートを引っ張るスノーラフトや、スノーシューなどを合わせた内容のコース(6時間)になっている。
食事は上士幌町産ブランド牛の「十勝ナイタイ和牛」を使ったすき焼きや、中札内の若鶏を提供するほか、しあわせチーズ工房(足寄)と広内エゾリスの谷チーズ社(新得)が製造したチーズの盛り合わせを用意。飲み物では十勝ワイン「セイオロサム」(池田)や、上川大雪酒造の碧雲(へきうん)蔵(帯広畜産大学)の日本酒などをそろえる。
28日に関係者を集めたモニターツアーが行われ、12人が参加した。参加者は同牧場周辺を歩くスノーシュー(西洋かんじき)を体験。ふかふかに降り積もった雪の上を散策し、雪化粧の山々を見渡したほか、動物の足跡を見つけるなど白銀の世界を楽しんだ。

牧草地をスノーシューで歩くモニターツアー参加者
「見たことない」
参加者からは「今まで見たことない景色で感動」「優雅な空気感が広がって居心地がいい」などの声が聞かれた。同社の板橋正智地域戦略部長は「日本一広い公共牧場で、今後も“遊べる”“体験できる”を盛り込んでいいコンテンツを造成していきたい」と話す。
ツアー実施期間は2月28日まで。時間は午前9時~午後3時。料金は1人13万2000円。予約可能人数は1日2~6人(1組限定)。問い合わせは同社(01564・7・7777)へ。
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