昨年1年間の火災57件、2年連続減少 宇部・山陽小野田消防局の発生まとめ【宇部】

2012年から昨年までの火災発生件数と死者数
宇部・山陽小野田消防局(杉本秀一消防長)は、昨年1年間の火災発生件数(速報値)をまとめた。両市を合わせて57件で、同局が2012年に発足してからの統計では、最少だった16年の55件に次いで少なかった。前年と比べて宇部は13件、山陽小野田は5件減少。たばこの火の不始末やこんろによる火災が減少したことが要因の一つとみている。
発生件数は14年が唯一100件を超えており、翌年は46件減少し、16年は55件だった。20年は95件と多かったが、コロナ禍で21年に一気に減少。22年以降も徐々に減り続けている。
種別は建物が32件、たき火、野焼きなどのその他が21件、車両が3件、林野が1件。最も多かった建物の内訳は、住宅・共同住宅・併用住宅が15件、工事が8件、複合用途、倉庫事務所が各2件、飲食店、店舗、寺院が各1件だった。
原因別でみると、たき火が最多の16件で、その次に多かったのが配線機器。前年は1件も発生していなかったが、昨年は4件。原因としてコンセントの差し込み口にたまったほこりに湿気が加わり、次第に着火する「トラッキング現象」や配線が家具や家電の下敷きとなり、配線が断線する短絡(ショート)が挙げられる。同局ではコンセントの差し込み口にほこりがたまらないように定期的な清掃、家具や家電の下敷きとなっていないかを確認するように推奨している。
発生時間は午前10~11時が6件で最も多く、次いで午後3~4時が5件と、日中に発生した事案が多かった。建物だけでみると、午後6~7時が多かった。焼損棟数は、全焼が16棟、半焼が1棟、部分焼が16棟、ぼやが20棟。住宅用火災警報器の設置の浸透で早期に火災を発見し、被害を軽減できた事案も少なくない。
火災による死者は1人、負傷者は6人。内訳は宇部は死者なし、負傷者4人、山陽小野田は建物火災での死者1人、負傷者2人。18年が最多の6人で、それ以降は0~2人で推移している。
予防課指導係の日野豪大係員は「たばこの不始末、こんろ回りの清掃、調理中に火のそばから離れないなどに注意することで火災が減少している。市民の日頃からの火災予防が実を結んだのでは」と話した。
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