歌掛け手踊りで新年祝う 旧正月に伝統の「節田マンカイ」 奄美大島

節田マンカイで歌を掛け合い手踊りを楽しむ男女=29日午後7時半ごろ、鹿児島県奄美市笠利町
向かい合う男女が歌を掛け合い、手踊りを繰り広げる旧正月の伝統行事「節田マンカイ」が旧暦1月1日に当たる29日、鹿児島県奄美市笠利町の節田集落(長谷川雅啓区長、307世帯466人)であった。地域住民らが伝統の遊びで交流しにぎやかに新年を祝った。
正月マンカイとも呼ばれ、かつては男女の出会いの場にもなっていたという。笠利町の複数の集落で行われていたが、現在は節田集落にのみ残る。2008年に県の無形民俗文化財に指定された。
同集落では毎月第2、4水曜日の夜に八月踊りなどの練習を行っており、11月ごろからは節田マンカイの歌踊りを中心に練習するという。
この日は節田生活館で午後7時すぎに行事が始まった。地域住民ら約70人が参加。三味線とチヂン(太鼓)に合わせて「正月まんかい」「塩道長浜(シュミチナガハマ)」「前徳主(マイトゥクシュ)」の3曲を歌い、手のひらを重ねたり膝をたたいたりして手踊りをした。
最後は活気あふれる六調で締めくくり、行事後は、節田婦人会が正月料理「アザンヤセ(豚とアザミの煮物)」などを振る舞った。
地元の小学校に通う5年生女児(11)は「向かい合って違う動きをするのが難しかったけど楽しかった」と笑顔。
長谷川区長(52)は「直前に集落でお悔やみがあり悲しい気持ちだったが、(故人を)楽しく見送りたいと開催に踏み切った。独特のリズムが心地よく、大変にぎわっていてうれしかった。大人たちが楽しむ姿を子どもたちに見せることで継承していけたら」と話した。
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