安全大会で知識と経験共有 能代・秋田両港洋上風力発電関連4社

洋上風力発電所の従事者が安全意識の醸成を図った研修(能代市日和山下の能代運転管理事務所で)
能代港・秋田港洋上風力発電所の運営・管理などに関わる4社合同の安全大会が29日、能代市日和山下の能代運転管理事務所で開かれた。洋上風力という特殊な環境で働く作業員ら約40人が一堂に集まり、洋上風力の安全規定や風車まで作業員を運ぶ輸送船(CTV)の航行管理業務など各社の垣根を越えて専門知識や経験を共有し、安全意識の向上を図った。
能代、秋田両港風力発電所では、秋田洋上風力発電(AOW)が事業を手掛け、ベスタス・ジャパンが風車本体の運転保守、丸紅洋上風力開発(MOWD)が風車の基礎や海底ケーブル、送変電設備の運転保守など、Akita OW Service(AOS)がCTVの運航を担うなど、各社がそれぞれの専門性を生かして発電所の運営に携わっている。
安全大会は4社間の相互理解を深め、安全意識の向上を図る目的で昨年に続き2回目の開催。運航管理者、電気主任技術者など各社の担当者が講師を務め、洋上風力の保安規定やCTVの安全航行、緊急時対応計画などについて研修した。
ベスタス・ジャパンの三輪俊介HSE(健康・安全・環境)プロフェッショナルは、事故やヒヤリ・ハットなど安全に関わる情報を収集・報告して分析・改善につなげるセーフティー・リポーティング・システムについて説明した。
ヒヤリ・ハットの情報を共有してリスクを減らし、報告を通じて組織全体の安全文化を高めるための仕組み。企業文化の違いから生じる安全に対する認識のずれを補正するため、作業員同士で話し合うなどコミュニケーションを取ることが大事だと強調。フレキシビリティー(柔軟性)の考え方も肝要で、「臨機応変に対応することで改善が進む」と述べた。
危険が伴う現場では仲間同士が心を開いて腹を割って話すことが安全や組織の改善につながるとし、「安全報告を徹底し解決方法を全体でシェアすることでサイト(現場)の文化ができ上がっていく。健康、安全、環境をみんなで守っていくことで洋上風力の安定運営につながる」と説明した。
研修に参加したAOWの井上聡一社長は「洋上は陸上より危険が高い。各社の基準はあるが、横のつながりを持って安全対策に取り組むことが肝要。4年度の運転開始から2年間、大きな事故もなく順調に進んでいるが、常に高い安全意識を持って万全を期さなければならない」と気持ちを引き締めていた。
関連記事
「潮垢離ひろめ」おいしいね 3月の弁慶市で販売
和歌山県田辺市扇ケ浜で15日、目の前の海で養殖されているワカメの仲間「ヒロメ」の収穫体験があり、参加者が陸上での作業を手伝い、早春の味覚に舌鼓を打った。この場所は熊野詣での際に海水で身を清める...
厚真で交流拠点を整備 起業型地域おこし協力隊員
厚真町の起業型地域おこし協力隊員の山下裕由さん(36)は、町豊沢の民家を改装して、地域住民が交流できる場や民泊できる拠点づくりを進めている。インターネットで資金を調達するクラウドファンディング(...
ジュエリーアイスとハルニレ どんな味? 豊頃2大スイーツ登場
豊頃町の2大観光資源がスイーツに-。町内の一般社団法人「ココロコ」(茂岩本町110)は、ジュエリーアイスをイメージした「あずきの琥珀(こはく)糖『つぶきらり』Jewelry Beans」と、ハル...
「パワー」全開のなかやまきんに君、維新ホール5周年で健康トークショー【山..
お笑い芸人、なかやまきんに君のトークショーが15日、山口市小郡令和1丁目のKDDI維新ホールで開かれた。おなじみの「パワー」のギャグを交えたネタと無理なく継続できる筋力トレーニング方法を披露し、...

