火災から文化財を守れ 横瀬八幡宮で「防火デー」消防訓練【宇部】

初期消火を行う井上禰宜(横瀬八幡宮で)
文化財防火デー(26日)に合わせ、宇部市小野上小野の横瀬八幡宮(志賀守彦宮司)で28日、消防訓練が行われた。厳しい寒さの中、神職、宇部西消防署と北部出張所の署員、地域住民ら21人が参加し、万一の火災発生に備えて初期消火、文化財の搬出などについて確認した。市教育委員会主催。
拝殿でストーブが倒れて出火したという想定で実施。神職らは文化財に見立てた空箱の搬出や初期消火に当たるとともに、119番通報。駆け付けた消防隊が消火活動に当たった。その後、地域住民らは境内で消火器の使い方を学んだ。
井上裕文禰宜(ねぎ)は「このような機会を設けてもらい感謝している。地域住民が一丸となり、防火意識を高めたい。今後も文化財と地域の安全を守っていきたい」と話した。
同宮は鎮座して今年で700年を迎えた。所蔵する「紙本着色八幡縁起絵巻」は県の有形文化財に指定されている。祭神の応神天皇の母、神功皇后の武勲や八幡宮の成り立ちが絵と書で交互に記され、広げると上巻は全長18・67㍍、下巻は全長13・73㍍もある。
文化財防火デーは、1949年1月26日に現存する世界最古の木造建築物である法隆寺金堂(奈良県)の壁画が火災で焼損したことを教訓に、現在の文化庁と消防庁が55年に定めた。二度と火災で貴重な文化財を失うことのないよう、26日を中心に全国的に文化財防火運動が展開されている。
関連記事
津波対応で職員配置格上げ 地域防災計画を改定
和歌山県田辺市防災会議が16日、同市東山1丁目の市役所であり、津波警報や注意報発表時の職員配置体制の変更などを盛り込んだ地域防災計画の改定案が承認された。警報時は5段階で最大の体制、注意報では...
音更町産「キクラゲ」中国料理店が採用 「肉厚」高評価 美珍樓や桃酔
帯広市内の中国料理店「美珍樓」(西18南4、鈴木邦彦社長)は5日から、音更町産の生アラゲキクラゲを主菜にしたメニューの提供を始めた。 アラゲキクラゲは、町内で木質チップの製造・販売などを...
明治-平成のひな飾り50組、3月8日まで大殿で散策イベント「ひなさんぽ」..
山口市大殿地域で、文化施設や呉服店の店頭に飾られた人形を観賞しながら、町を散策するイベント「大殿ひなさんぽ」が開かれている。明治から平成にかけて作られたひな飾り50組が下竪小路の十朋亭維新館や周...
鶴岡食材の嚥下食と観光地巡り 初のモニターツアー おいしい料理旅行で訪れる..
鶴岡産の食材を使って提供されている「嚥下(えんげ)食」を知ってもらい、食べ物を飲み込む力が弱くなった嚥下障害がある人にも鶴岡を訪れるきっかけにしてもらおうという嚥下食モニターツアーが16、17日の1泊...

