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地元企業と挑戦したい学生つなぐ「次世の大祭典」 豊橋で2月8日

 地元企業と挑戦したい学生をつなぐイベント「次世の大祭典」が、豊橋市駅前大通2の「エムキャンパス」で2月8日に開かれる。企画したのは東三河で活躍する異業種の若手経営者3人だ。昨年11月にはキャリア支援の「未知」を市内で設立。団体の馬飼野亮太さんは「東三河が挑戦する若者とそれを応援する企業であふれる街に」と期待する。

「未知」を立ち上げた馬飼野さん、村井さん、秦名さん(右から)

 「未知」をつくったのは、居酒屋「飛騨路」など市内で飲食店を運営する「HTH」の馬飼野さんと、物流支援サービス「ドラ基地」を展開する「スペース」社長の村井美映さん、豊川市のシステム業「メイン」社長の秦名哲平さん。3人とも本業の傍ら、起業プランなどを発表する「火―Okoshiアワード」に登壇する学生のメンターとして携わっていた。

 そこで感じたのは伴走支援の重要性だ。村井さんは「ポテンシャルのある学生が多くいると感じる一方で、アイデアを発表して終わりだともったいないと感じた」と話す。イベント後も交流が続くなか、継続的な支援をするために、思いをともにする3人で立ち上げたのが「未知」だ。

 団体名には「起業や就職、進学など、可能性が未知数の人々の道しるべに」との思いが込められている。馬飼野さんは「起業に限らず、自己PRの伝え方や、企画アイデアの出し方など、挑戦する若者のさまざまな悩みに応えていきたい」と意気込む。一方、企業側にも「新しい事業をしたいが前に踏み出せない」「優れた技術があるのにPRの仕方がわからない」「優秀な学生との接点がつくれない」との悩みを抱えていると知った。

 今回のイベントは両者をつなぐ第1弾。「ポテンシャル豊かな地元企業と若者をつなげたい」と企画した。2部構成で1部は学生の自己PRタイム。7人の大学生が2分で自己PRし、企業側が面白いと思う学生がいれば、「ゴールデンクラッカー」ボタンを押す。自社のインターンや会社見学へと誘導する。

 2部では「アイデアソン」を開く。豊橋市でLPガス事業などを手掛ける「マルシメ」と、西尾市の運輸業「三ヶ根運輸」が現在の企業の採用課題を発表し、それに対して学生がアイデアを出し合う。

 イベントに参加したい若者(16歳以上)と企業を募集している。参加する若者は、学生団体の立ち上げ経験者らさまざま。馬飼野さんは「優秀な学生の採用につなげたい東三河の企業の方は気軽に連絡してほしい」と呼び掛けている。問い合わせはメール(info@michi―world.jp)へ。申し込みは特設サイト=QRコード=へ。

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