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道東初のがん専門薬局に 外来治療後押し 帯広・加藤薬局南店

 緑西加藤調剤薬局(帯広市、加藤維利社長)の加藤薬局南店(市西8南26)が、がん治療に対する専門性を持った薬局「専門医療機関連携薬局」の認定を受けた。医療機関と連携し、がん患者への高度な薬学管理や、高い専門性が必要となる特殊な調剤に対応する。同社によると道東初。「がん治療に専念できるように、多方面から患者さんを支えたい」などとする。

道東初の「専門医療機関連携薬局」の認定を受けた加藤薬局南店と、外来がん治療専門薬剤師の橋本さん(右)

 専門医療機関連携薬局は、(1)外来がん治療に関わる専門認定を受けた薬剤師(外来がん治療専門薬剤師)を配置(2)外来で抗がん剤治療を受ける患者をフォローアップする体制を整える(3)治療方針や服薬情報などを適切に把握し、副作用などの情報について、医療機関の医師や薬剤師に提供できる体制を整える―などの要件を満たす必要がある。

 現在、道内では計17の薬局が認定(今年1月1日現在)されており、同社は昨年8月1日付で道から認定を受けた。南店には、外来がん治療専門薬剤師の橋本絵理さん(34)を配置。認定に必要な「個室の専門相談スペース」も設けるなど、プライベート空間も確保した。

 がんは2人に1人が診断される時代を迎え、日常生活と並行して外来で治療を受ける患者や、在宅医療への移行など、患者の治療方針に沿った薬学管理も求められている状況だ。

 門前に医療機関がなく、在宅専門薬局の立ち位置となる南店。昨年1年間で約100人のがん患者が利用するなど、「かかりつけ薬局として利用する患者さんが大半」(橋本さん)。このため、「より一層、その方の生活環境や治療に合わせたサポートも必要になる」(同)とする。

 認定から約半年を迎えるが、60人ほどのがん患者が利用してきた。抗がん剤や疼痛(とうつう)治療などの効果や副作用なども個々で違うため、橋本さんは「その人の目線に立って、安心して治療を進められるように努めたい」とも話す。

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