「伝統的酒造り」を外国人に 長野県富士見町で体験ツアー

酵母を増やすための「酒母室」でタンクをかき混ぜる外国人指導助手ら=富士見町休戸の宮坂醸造真澄富士見蔵
関東信越国税局は25日、昨年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の「伝統的酒造り」を外国人が体験するツアーを長野県富士見町の宮坂醸造真澄富士見蔵で実施した。県内の学校に勤める外国語指導助手など17人が参加。同社の宮坂直孝社長らの案内で酒蔵を見学し、洗練された味を生み出す日本酒の醸造工程に理解を深めた。
県内在住の外国人を対象にした酒蔵の見学会は、昨年に続いて2回目。今回は伝統的酒造りの同遺産登録を受け、外国人が日本の醸造文化を学ぶことで、日本酒の魅力を母国に伝えてもらおうと企画した。呼び掛けに応じた欧米やアジア、ニュージーランド、ブラジルなどの指導助手と信州大学の留学生も参加した。
一行は白衣で酒蔵に入り、酒米をふかす工程を見学。酵母を増やすための「酒母室」では、タンクに入った酒の原料を長い棒でかき混ぜる体験をした。長野市の高校に勤めるルーク・コスコさん(25)=米国出身=は「2年半前の来日以降、日本酒が大好き。見学では丁寧な醸造工程に感動した。家族や友達に伝えたい」と語った。
同社は現在、欧米やアジア向け清酒の出荷量が急増中。宮坂社長は「輸出は重要な需要の一つ。インバウンドで訪れる外国の方へのアピール戦略も必要」と述べた。関東信越国税局の中村孝志酒類業調整官は「参加した皆さんには世界に向けて積極的に情報発信してほしい」と願った。
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