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荘内日報社

熱々どんがら汁と地酒に舌鼓 好天の下 鶴岡・日本海寒鱈まつり盛況

 鶴岡市の「日本海寒鱈(かんだら)まつり」が19日、鶴岡銀座通り特設会場で行われた。この日はすっきりと晴れ渡る好天に恵まれ、例年以上に大勢の家族連れや観光客で会場は大混雑。用意した約5000食が飛ぶように売れた。

 鶴岡銀座商店街振興組合を中心に実行委員会をつくり、マダラが旬となる時期に合わせて開催しており今年で37回目。

 歩行者天国となった銀座通りには鶴岡鮨商組合や昭和通り振興会、鶴岡みゆき通り商店街、市内の飲食店、鮮魚店など10団体がブースを並べ、それぞれどんがら汁を1杯700円で販売した。各ブースには大勢の人が行列を作り、熱々のどんがら汁を受け取ると会場内のあちこちで庄内浜の冬の味覚を楽しんだ。子どもに食べさせる保護者や、立ちながらみそ仕立ての汁をのどに流し込む姿も見られ、「うまい」と表情をほころばせていた。

 寒鱈汁と地酒を一緒に堪能してもらおうと、昨年から「庄内酒まつり」と合同で開催しており、「まちづくりスタジオDada」の酒まつり会場にも多くの左党が足を運び、新酒を試飲したり気に入った銘柄を買い求めたりしていた。

 鶴岡みゆき通り商店街にはカレーや薪窯ピザ、焼き鳥、スイーツなど約20台のキッチンカーがずらりと並び、昼時には大勢の買い物客で混雑した。本部前ステージでは鶴岡中央高校天魄太鼓部や羽黒太鼓保存会のメンバーが勇壮に和太鼓を打ち鳴らした。

どんがら汁を買い求める家族連れや観光客が長い行列をつくった

スパイク・松浦さん 鶴岡ふるさと観光大使に ライブ&トーク

 開会セレモニーの後、女芸人コンビ「スパイク」のツッコミ担当で鶴岡市出身の松浦志穂さんへ鶴岡ふるさと観光大使の委嘱状が交付され、皆川治市長が松浦さんへ委嘱状を手渡した。松浦さんは「自分自身、鶴岡を離れた後にその魅力に気付いた。おいしい食べ物やお酒、温泉など自信を持ってお勧めできるものばかり。どんどん発信して古里を盛り上げたい」と抱負を述べた。また、正午から相方の小川暖奈さんとスペシャルライブ&トークショーを行い、祭りを盛り上げた。

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