諏訪大社下社の節分祭に合わせて新たに制作したオリジナル一合升

　諏訪大社の節分祭「節分厄除追儺大祭」は２月３日、下社春宮と秋宮で開く。昨年に続き、宝投げやパレードも行い、一年間の厄除開運や商売繁盛などを祈願する。諏訪大社と地元関係者でつくる諏訪大社節分会（尾上武委員長）は、今年新たにオリジナルの一合升を作り、持参を呼び掛けている。

　同日は、赤鬼や青鬼、同会役員、賛助者、年男年女らの特別会員らがバスに乗り、午後２時ごろに秋宮を出発。長地小学校前を経由して春宮へ。春宮では午後２時30分ごろから、赤鬼、青鬼に豆を投げつける「鬼やらい」や宝投げを行う。再びバスで国道20号を通り秋宮へ。秋宮では午後３時30分ごろから、追儺の神事を行い、続いて鬼やらいと宝投げを予定。時間は前後する場合がある。

　オリジナル升は、側面に諏訪大社の印と子鬼の焼き印が付く。神職が「福」と「寿」の字を墨書。福豆と福銭も入り、初穂料は１０００円。子鬼は巫女によるデザイン。秋宮社務所のみで扱っている。

　尾上委員長は「物価高騰など厳しい世情だが、そうした問題を振り切りいい年にしたい」と、多くの来場を呼び掛けている。

　諏訪大社ではパレードに参加する特別会員を募集中。対象は年男や年女（対象年齢あり）、福娘（成人式前後の女性）、七福娘（小学生）など。厄年の厄除開運祈祷祭も受け付けている。

　問い合わせは秋宮社務所（電話０２６６・２７・８０３５）へ。