
甘めのたれにくぐらせて焼き上げるうなぎのかば焼き=岡谷市の天龍
長野県岡谷市発祥の「寒の土用丑の日」(20日)を前に、市内のうなぎ料理店や川魚店が、かば焼き作りに追われている。たれを焦がした香ばしい匂いが辺りに立ち込め、店主たちは「冬のうなぎは脂が乗っておいしさも格別」と呼び掛けている。
寒の土用丑の日は、冬場にもうなぎを食べて厳しい寒さを乗り切ろうと、1998年に制定。市内のうなぎ料理店や川魚店でつくる「うなぎのまち岡谷の会」が全国に発信している。
岡谷市天竜町の「うなぎの館天龍」では、職人が注文に応えて次々と調理。ウナギは背開きにし、蒸すことなく「関西風」に焼くのが特徴。濃い甘めのたれにくぐらせて炭火で焼き上げていく。
同店によると、近年は稚魚(シラスウナギ)の不漁で仕入れ値が高止まりし、物価高の影響も続くが、価格は据え置いた。社長で同会の今野利明会長(56)は「流行の感染症にも負けないよう、精のつくうなぎを食べて元気に過ごしてほしい」と話す。
同会は25、26の両日、「寒の土用丑の日キャンペーン」を実施する。加盟店で1000円以上の買い物や食事をすると、うなぎ共通利用券3000円分などが抽選で当たる。
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