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優しい色使いに細かな描写 絵本「あんぱるぬゆんた」原画展

多くの市民が訪れた絵本「あんぱるぬゆんた」の原画展=13日午後、石垣市民会館展示室

 八重山に伝わる民謡「あんぱるぬみだがーまゆんた」を題材にして作られた絵本「あんぱるぬゆんた」の原画展(我がーやいまの自然環境を考える会主催、アンパルの自然を守る会共催)が12日から石垣市民会館展示室で開催されている。最終日となる14日は原画展に加えて中ホールで記念イベントも実施。八重山高校郷土芸能部が国立劇場で演舞した「あんぱるぬみだがーまゆんた」や大型スクリーンに絵本を映しながらの朗読、世界自然保護基金(WWF)ジャパンによる講演、関係者のあいさつなどが行われる。

 絵本は故・代田昇氏の原作。絵は石垣市出身の宮良貴子氏が手掛けた。初版は1976年で絶版していたものを故・宮城信博氏が立ち上げた我がーやいまの自然環境を考える会が2022年に復刻。第43回沖縄タイムス出版文化賞児童部門賞を受賞するなど評価があらためて高まっている。

 原画展では絵本に使われた16点のほか、関連する作品など合わせて32点が展示されており、優しい色使いや細かな描写が間近で見られる。

 記念イベントでは、八重高郷芸部の演舞のほか、FMいしがきサンサンラジオ「えほんだいすき」グループの東金城達三氏による朗読、WWFジャパン小田倫子氏による講演「名蔵アンパルの国際的な価値」、原画作者の宮良氏や代田氏の長女で日本子どもの本研究会会長の代田知子氏があいさつに立つ。

 展示室ではアンパル湿地に生息するカニの写真展示のほか、小さな子どもたちが楽しめる塗り絵コーナーも設けられる。

 同会を立ち上げた宮城信博氏の妻・礼子氏は「主人の石垣への思いを常に聞いていた。那覇、石垣で実現できてうれしく思う」と述べた。

 同会の新垣隆男会長は「初日から200人以上が訪れるなど石垣の人の関心の高さに驚いている。これを機会に石垣の原風景や豊かな自然を未来に残していきたい。最終日の記念イベントではさまざまな催しが行われる」として多くの来場を呼びかけている。

 原画展は午前9時から午後6時、記念イベントは午後6時半開演となっている。いずれも入場無料。

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