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北羽新報社

「白神ねぎ」6年度販売額、過去最高を更新 目標の年間20億円も視野に

年間販売額が過去最高を更新した「白神ねぎ」。JAあきた白神の集荷所には、今月3日も箱詰めされたネギが次々に運び込まれた(能代市荷八田で)

 JAあきた白神(本店・能代市)が首都圏市場を中心に売り込む「白神ねぎ」の今年度販売額は、11月末で18億4600万円となり過去最高を更新した。天候不順の影響が少なく、生育が比較的良好だったことに加え、高単価も後押し。目標の「年間販売額20億円達成」には、今月以降の安定的な出荷・販売が欠かせない。同JAは、収穫作業への雪の影響などを注視しながら、品質維持に向けた検査などに力を入れる方針。

 同JAが商標登録してブランド化を図る「白神ねぎ」は、管内の青果物の柱。栽培規模は年々拡大しており、ここ数年は年間販売額20億円の達成を目標に掲げている。今年度は約180の経営体が計約226㌶で作付け。10年前より経営体数は30ほど増え、面積は2倍近くに広がった。
 同JA販売課によると、年間販売額は平成27年度に11億708万円となり、初めて10億円を突破。その後は▽28年度=13億2129万円▽29年度=14億2353万円▽30年度=15億1931万円▽令和元年度=14億297万円▽2年度=17億7500万円▽3年度=15億6414万円▽4年度=17億4475万円▽5年度=17億2221万円──で推移した。
 4、5年度は夏の大雨やその後の極端な高温・干ばつがあり、収量減と病害による品質低下に見舞われたが、今年度はこうした天候不順の影響が少なく、順調な出荷・販売が続いている。11月末時点の販売額18億4600万円は、これまでの最高だった令和2年度(年間)を年度途中にして約7100万円上回っている。
 同JA能代営農センターによると、秋冬ネギの出荷が本格化した11月は1日当たり8千ケース(1ケース5㌔)ほど集荷し、販売額は1カ月で約4億6千万円を記録。同月末時点の出荷量(今年4月~)は累計4285㌧で、計画の88%にとどまっているが、高単価が追い風となっている。
 担当者によると、関東地方などの産地で夏から秋にかけて高温の影響を受け、市場全体の出荷量が少ない中で白神ねぎに対する引き合いが強まっている。同月の1㌔当たり平均単価は451円。同JAが年間20億円達成に不可欠な目標平均単価とする1㌔当たり358円を上回る水準で推移している。
 今年度は、販売額10億円突破から10年の節目。同JAは「現在の栽培規模であれば、計画通り出荷・販売できれば年間20億円達成は十分可能」とし、初の目標達成に期待が高まっている。管内では、12月以降も秋冬ネギの出荷が続き、同月は2億1千万円ほどの販売計画を立てている。
 同市荷八田の能代営農センターには、3日も箱詰めされたネギを積んだトラックが次々に訪れ、職員が集荷作業に追われた。販売課は「本格的に雪が積もれば収穫が難しくなるが、できるだけ順調な出荷・販売が続いてほしい」とし、天候や市場動向を注視。生産者で組織する「ねぎ部会」による出荷時検査などを通じ、品質の維持に努める方針。

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