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北羽新報社

「白神山地ワインパイ」年明けに一般販売へ ふじさと観光会議が開発

白神山地ワインを造る過程で生じる「パミス」を使って商品化した白神山地ワインパイ

 藤里町の観光体験メニューや土産品開発などを検討しているふじさと観光会議(事務局・白神山地ふじさと観光協会)は、白神山地ワインの製造過程で生じるブドウの果皮や種など、本来は捨てられる「パミス(搾りかす)」を使った「白神山地ワインパイ」を開発した。年明けにも一般販売する。
 ふじさと観光会議は、▽交通▽体験メニューの開発と仕組みづくり▽地図・案内板の作製▽お土産品の造成──の四つのテーマについて、グループ単位で課題の洗い出しと解決などに取り組んでいる。
 当初は、人気が高いバターサンドなどの開発を考えたが、アルビオンが白神山地ワインを造る際に生じるパミスに注目。パミスは通常は廃棄されるが、パイのフィリング(具材)として合わせると独特の味になることに気付き、アルビオンからパミスを譲り受けて試作と試食を重ね、商品化を目指してきた。
 白神山地ワインパイは、同町の菓子工房・エスポワールが製造する。ラムレーズンの要素にも似た濃厚さに、ブドウのフレッシュな味も加わる複雑な菓子に仕上がった。開発グループのメンバーで、エスポワールスタッフの菊地隆宏さん(44)は、パミスを材料とするフィリングにアーモンドパウダーを加えてリッチな味わいにしたと話し、「メンバーの意見をたたき台に開発したが、納得できる商品にできたと思う」と胸を張る。
 ふじさと観光会議は「藤里町産の材料を使い、商品パッケージのデザイン、販売もすべて藤里町で行う『オール藤里』の商品。まずは町民に愛されることから始まって、藤里のお土産品といえば白神山地ワインパイと言ってもらえる商品にしていきたい」としている。
 白神山地ワインパイは年明けから、エスポワールや白神山地森のえきなどで一般販売を始める予定。価格は1個180~200円程度になる見込み。

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