「第62回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が来年1月31日~2月2日の3日間、帯広市内の緑ケ丘公園一帯で開催される。人件費や物価高騰の影響で、イベントや氷雪像制作に充てられる予算は限られるものの、6年ぶりの「かちまい冬花火」の2日間実施、初のキッチンカー導入など、見どころのある新たな取り組みも予定している。
今年のおびひろ氷まつり
氷まつりは、平原まつり、菊まつりと並ぶ帯広を代表する三大まつりの一つ。今年は、例年2日目のみに行われていた「かちまい冬花火」を、より幅広い客に楽しんでもらおうと2日間実施する。初日は音楽なしで花火そのものの美しさを見せ、2日目は音楽に合わせて華やかな演出とともに打ち上げる予定。
従来通り、陸上自衛隊第5旅団による氷の滑り台、帯広青年会議所による回転そり、帯広商工会議所青年部によるアイヌ民族の住居「チセ」、NHK帯広放送局によるパネル、十勝毎日新聞社による大道芸など、家族連れが楽しめる催しに。各種ステージイベントや市民氷雪像コンクール、フォトスポットや氷のいすとテーブルも楽しめる。
28日に市役所で開かれた第1回実行委員会で開催概要を確認。大宮美紀子実行委員長は「『北国の冬にぬくもりとよろこびを』がテーマ。見て、食べて、体験して楽しめる。子どもたちにたくさんの思い出を残してもらえるよう努力する」と意気込んでいる。氷まつりの詳細は今後、ホームページに掲載する。
実行委では市民氷雪像コンクールの参加者を来年1月6日まで募集している。「コンクールの部」と審査対象外の「一般参加の部」があり、制作期間は同25日から29日の5日間。問い合わせは新生帯広支社(0155・25・1248)へ。
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