12月21日に開業120周年を迎える富士見町のJR富士見駅
JR東日本長野支社は12月21日、中央東線富士見駅(長野県富士見町)の開業120周年を記念するイベントを実施する。当日は長野駅と富士見駅を結ぶ臨時快速列車「リゾートビューしらかば」を運行。富士見駅到着に合わせて駅で多彩な催しを繰り広げる。
JRによると、富士見駅は1904(明治37)年12月21日に開業。県内の中央東線では最も古い駅とされている。
記念イベントは午前11時にスタート。リゾートビューしらかばは、長野駅午前8時36分発―富士見駅午前11時38分着と、富士見駅午後1時38分発―長野駅午後4時32分着の2本を運行する。同車両は富士見駅到着後の午後0時30分から午後1時15分まで展示公開し、車内の売店では新グッズ「のってたのしい列車アルミアイスクリームスプーン」などを販売する。
富士見駅では、県PRキャラクターの「アルクマ」と富士見高校キャラクター「ルバンビー」、八ケ岳アルパカ牧場(同町)のアルパカが乗客を出迎える。乗降客には同校生徒がデザインしたクリアファイルや、富士見小学校の児童による木製小物をプレゼント。臨時列車の発着に合わせ、富士見太鼓が和太鼓演奏をして会場を盛り上げる。
このほか、駅前ではキッチンカーや地元特産品を販売するブースを特設。駅構内にある「丸政そば」ではイベント当日に食事をした人に「すずらん餅」の試食サービスを行うほか、餅を販売する。会場では、過去の列車などの写真を展示する。駅入場の際は入場券(大人150円、子ども70円)が必要。JR長野支社広報室は「地元の皆さんの協力をいただいて実施する祝賀イベント。当日は多くの方のご来場をお待ちしています」と呼び掛けている。
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