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童謡の世界「めだかの学校」 加茂水族館 水高生アイデア展示

 「そっとのぞいてみてごらん♪みんなでおゆうぎしているよ♪」―。鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)の淡水魚コーナーに本物の「めだかの学校」がお目見えした。

 水族館と連携して展示学習(衣替え)を進めている同市の加茂水産高校の生徒が「水族館に来た人たちを楽しませよう」という遊び心で考えた。縦横約1メートルの水槽の中にミニチュアの黒板や生徒と先生の机、掃除用のバケツを備え付け、見事に「教室」を演出。黒板には「めだかの学校」の歌詞を書いた。

 昔は田んぼの水路や小川に多くいた「ニホンメダカ」(キタノメダカとミナミメダカの総称)も今では絶滅危惧種に。「教室」の中を悠々と泳ぎ回るキタノメダカの姿に「見ていると愛おしくなってくる」「メダカの学校そのものだね」と来館者の笑顔を誘っていた。

 「めだかの学校」の作詞は茶木滋、作曲は中田喜直。1951(昭和26)年にNHKのラジオ番組の中で発表された。今でも童謡の不朽の名作の一つとして多くの人に親しまれている。

 加茂水産高校の生徒たちは「学校っぽさを出すためにレイアウトの仕方やメダカをどれくらい入れた方がいいか工夫してみた。今回の展示を通してメダカの魅力とメダカが生息できる自然環境を守っていこうという思いが生まれればいいなと思う」とメッセージを添えている。しばらくの間、展示している。

淡水魚コーナーに本物の「めだかの学校」がお目見えした

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