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紀伊民報社

「かきまでご飯の素」人気 印南郷土料理を手軽に

密封容器に入った「かきまでご飯の素」(奥)の中身をご飯とまぜて作ったかきまぜご飯

 和歌山県印南町の郷土料理、かきまぜご飯を家庭でも簡単に食べられるように具材を密封容器に入れ、5月から販売している「かきまでご飯の素」が人気だ。

 印南町では昔から祭りや結婚式など人が集まる時に、かきまぜご飯を作ってきたが、近年はあまり見られなくなった。  焼いたサバの骨からだしを取るのが特徴。このだしを使って焼きサバの身やシイタケなどの野菜を煮て、温かいご飯に混ぜ合わせれば出来上がり。  町では2年前から、県の事業「わがまち元気プロジェクト」を活用して「いなみの魅力発信!地産外商プロジェクト」に取り組んでおり、その一環として手軽に作って食べてもらえるように「かきまでご飯の素」を完成させた。  2合用で1袋700円(税込み)。販売は、開発の中心的な役割をしてきた地元主婦らでつくる「いなみの料理広め隊」がしている。  隊の小田美津子代表(75)によると、地元では「かきまぜ」を「かきまで」と言うことから、商品名は「かきまでご飯の素」とした。昔は印南でサバがたくさん取れたので、かきまぜご飯に使ったのではないかという。  小田代表は「商品が売れて大変ありがたい。伝統料理の味を多くの人に知ってもらいたいし、次の世代の若い人にも伝えていきたい。今回はその第一歩になった」と話している。  町によると、商品は当初500個作ったが、各店で品切れになったり品薄になったりした。追加で約600個を発注して現在は品薄の状態は解消しているという。  昔懐かしい味が受けていることや手軽に作れること、容器入りで日持ちすることなどが人気の理由と考えられ、年配者が一度にたくさん購入するケースもあるという。  販売所は、JA紀州ほんまもんふるさと産地直売所(みなべ町東吉田)、同JAフレッシュマート特産品直売所(印南町印南)、同JAのAコープいなみ(同)、阪和道印南サービスエリア(印南町西ノ地)上り、地場産あがら直売所(同)。

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