豊橋市下五井町の豊橋魚市場で26日、市保健所職員による食品衛生管理の向上を目的とした一斉監視があった。25日に始まった食品や添加物などの一斉取り締まり(12月27日まで)にちなんだ取り組み。市場内外の店舗で生鮮食材などの適切な管理体制を確かめた。
温度管理の状況を点検する保健所職員=豊橋魚市場で
この日は鮮魚店をはじめ乾物店や飲食店など全27店を訪ね、食品衛生の工程管理「HACCP(ハサップ)」の運用状況を確認した。
鮮魚店の店頭では魚介類に温度計を当て、基準の10度以下に保たれているかを測った。手洗い状況の聴き取りでは、調理用手袋は使い回さず、都度手洗いを徹底する方が有効などと助言。要点をまとめた点検シートを手渡した。
冬はノロウイルス感染による食中毒の危険性が高まる。保健所でも手洗いの励行で大半の食中毒被害が防げるとして周知を図る。
生活衛生課の山本新也専門員は「ノロウイルスの感染は体調も大きく影響する。手洗いを徹底すれば食中毒のリスクも大幅に減る」と述べた。
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