「国内初のソフトクリーム」などと商品をPRする鈴木代表と曽根取締役(左から)
有機酪農などを展開する鈴木牧場(広尾町、鈴木敏文代表)生産の「オーガニック牛乳」を使ったソフトクリームが、初めて商品化された。帯広競馬場内の観光施設とかちむら内のカフェ「マテナ珈琲」で、14日から販売を開始する。
鈴木牧場(飼養数約130頭)は、日本農林規格(JAS)のオーガニック認証と日本グラスフェッド規格認証を取得。「おなかにやさしい牛乳」として知られる「A2ミルク」などの生乳を使い、オーガニック牛乳を商品化している。
今年に入り、この生乳を使ったソフトミックス(液状)の製品化を自社の工場内で進めてきた。鈴木代表は子どもを通じて、マテナ珈琲の運営会社「庭やたにぞえ」(幕別町)の曽根史子取締役と8年前から知り合いだったこともあり、同店がこの生乳を使ったソフトクリームの初提供店に決まった。
商品名は「鈴木牧場のソフトクリーム」で1個850円(カップ入り)。「国内でも珍しい生乳を使った商品で差別化を図りたい。甘さは控えめだが、生乳のうま味を感じられる」と曽根取締役。トッピングで、鈴木代表が製造する「十勝の塩」(50円)などもある。
鈴木代表は「スイーツを通じ、こだわりの生乳を幅広い人に味わってほしい。要望があればミックスは他にも卸販売したい」としている。
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