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長野日報社

小学生200人が地元の仕事体験 諏訪市で「ハロー!キッズタウン」 長野県

カフェ店員の仕事体験で心を込めて軽食やスイーツを作る小学生たち

長野県諏訪市内の小学生が地元の仕事とお金の流れを楽しく学ぶイベント「ハロー!キッズタウンかみすわ」が10日、市駅前交流テラスすわっチャオと上諏訪駅前商店街で開かれた。カフェ店員や助産師、大工、新聞記者、バーテンダーなどあらゆる職種のブースを開設。小学生たちは仕事をして給料をもらい、記帳や買い物をして社会の仕組みに理解を深めた。

午前と午後の部に定員の計200人が参加した。児童たちは「ハローワーク」で体験の流れを教わり、希望する職種のブースへ。カフェではユニホームに着替えて接客の言葉遣いを練習し、笑顔を心掛けながら軽食やスイーツを来店客に提供した。

商店街の店舗でも仕事体験を受け入れ、今回初参加したJR上諏訪駅は構内アナウンスなどの駅員さんの仕事を体験してもらった。新聞記者は長野日報社が協力。駅前の”顔”として愛された百貨店にちなむ「丸光デパート」がお目見えし、仕事をした子たちは仮想通貨ハロー(給料)で文房具や商店街で使える商品券などを購入した。

ともに上諏訪小の児童2人は、デパートで商品陳列の仕事を終えると「駅員の仕事や動画撮影の仕事も体験したい」。産婦人科医になる夢を持つ城南小の児童は助産師の仕事を体験。「(新生児人形での)沐浴が勉強になりました」と笑顔だった。

働くことの意義や地元の店を知り、郷土愛の醸成にもつなげる狙いで3回目。市内の母親有志らが実行委員会をつくり、中学生や大学生、専門学校生も運営ボランティアで参加した。実行委員長の清野良江さんは「地元の店や働く人への親しみが深まり、商店街に足を運ぶきっかけになると思う。今後も継続していきたい」と話していた。

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