クラフトビールを楽しめるビアバー「THE BEER TOKACHI(ザ ビア トカチ)」が帯広市西1南8にオープンした。クラフトビール専門の本格的なビアバーは十勝初。
「十勝の食材を使ったビールレシピの開発も進め、業界を盛り上げたい」と話す福島さん
本別町出身の福島健太さん(39)ら中学時代の同級生が集まり、大好きなビールで地元を盛り上げようと発起。今年4月に合同会社トカチクラフト(代表社員・福島さん)を設立し、10年ほど空き屋だった場所をDIYで改装して10月5日に店をオープンした。
常時10種類のたる詰めビールを用意し、サーバーで注いで提供。時期によって入れ替えながら展開していく予定で、容器を持参すれば持ち帰りもできる。缶・瓶含めて多種多様なクラフトビールを取りそろえており、「おいしいお店が街中にたくさんあるので、テークアウトしてうちのビールと自由に楽しんでもらえれば」(福島さん)と、フード持ち込みも可能にした。
福島さんによると、クラフトビールは副原料に牛乳や小麦を用いるなどして風味に多様性を持たせられるのが特徴。「十勝の食べ物に合わせたビールを造って、他の地域に食の魅力をもっとアピールしたい」と、将来的にはビール醸造所の開設も目指しているという。店舗経営と並行してオリジナルクラフトビールのレシピ開発も進めていく予定で、すでに第1弾となる「Harunire」(税込み1000円~)を商品化。十勝の厳しい寒さを表現したキリッとした飲み口で、ラベル写真には道内で活躍する写真家・阿部裕輔さんが撮影したハルニレの木の写真を使用した。
カウンターとテーブル、立ち席合わせて約20席。営業時間は月~土曜・祝日前日は午後2時~同10時、日曜・祝日は正午~午後8時。不定休で、営業日は同店のインスタグラムに掲載している。
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