色づいた木々が連なる「もみじのトンネル」。赤や黄、緑色の階調が楽しめる=8日午前
長野県箕輪町のモミジの名所、箕輪ダム(愛称・もみじ湖)周辺の紅葉が見頃を迎えている。一帯に植わる約1万本が鮮やかな赤や黄、緑色のグラデーションに染まる。晴れ間が広がった8日は平日にもかかわらず県内外から見物客が次々と訪れ、写真撮影や散策をして楽しんでいた。
町観光協会によると、今年は冷え込みが足りず、1週間ほど紅葉の進みが遅い。同日時点で5~6割が色づいており、天候次第だが、来週まで見頃が続きそう。
ダム上流にある頭上を葉が覆う景勝地「もみじのトンネル」の色づきはまだらだが、訪れた人は「きれい」「上の葉もきらきらしている」などと満喫。アジア圏を中心とした外国人客の姿も目立った。
松本市から自転車で訪れた竹谷晋二さんは「サイクリングには穴場かも。去年来たときは散り始めだったけど、今年はちょっと早かったみたい」と笑顔。愛知県から写真仲間2人と訪れた佐藤正亘さんは「真っ赤なモミジと空の青さのコントラストがきれい」と感心し、カメラのシャッターを切っていた。
マイカー規制は5日までの5日間で既に終了した。飲食や土産物の出店が並ぶ「もみじ湖紅葉祭り」は10日まで行っている。祭り期間中は毎日午後6~9時に紅葉のライトアップを楽しめる。
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