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長野日報社

2カ月遅れで運行始まる 南アルプス林道バス

南アルプス林道バスの出発式でテープカットする白鳥伊那市長(中)ら

 伊那市長谷の戸台口と南アルプス北沢峠を結ぶ市営南アルプス林道バスが12日、林道崩落のため約2カ月遅れで今季の運行を開始した。関係者が同市長谷の仙流荘横にある林道バス営業所で安全祈願祭を行い、期間中の交通安全や登山者の無事を祈った。

 林道の崩落は戸台口から約6・8キロの地点で3月5日に発生。のり面の復旧工事などで、4月下旬の運行開始予定が約2カ月遅れた。安全祈願祭には市、市観光協会、バス運転手ら約20人が参列した。

 バスの出発前にテープカットをした白鳥孝伊那市長は「脆弱な地形の中を通るルートなので、事前の点検や気象変化に気を配りながら、安全運転をお願いしたい。南アの登山基地として、全国からたくさんの登山者に足を運んでもらいたい」とあいさつした。

 始発便は3人の登山者が利用。運行開始初日に毎年訪れているという青木隆夫さん(72)=静岡市=は「南アルプスは20代のころ最初に登った山。毎年、初心に帰るつもりで登っている。静かで雄大な自然を楽しみたい」と話していた。

 運行期間は11月15日まで。今月14日までは歌宿まで、15日から北沢峠までの全線運行となる。平日は4便で、土日祝日は5便。運賃は戸台口―歌宿間が片道930円(仙流荘―歌宿は片道830円)、戸台口―北沢峠間が片道1220円(仙流荘―北沢峠は片道1130円)。問い合わせは同バス営業所(電話0265・98・2821)へ。

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