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闘病中の子どもにクリスマスを 長野県下諏訪町で「長野グレートサンタラン」

闘病中の子どもたちを思いながらサンタ姿で湖畔を歩く参加者

 闘病でクリスマスを自宅で過ごすことができない子どもたちを応援する「長野グレートサンタラン」(実行委員会主催)が3日、長野県下諏訪町の赤砂崎公園をメーン会場に開かれた。参加費や物販収益などでおもちゃや文房具を購入し入院中の子どもたちにプレゼントするチャリティーイベント。約400人が集まり、サンタクロースの衣装を着て諏訪湖畔を歩いたほか、各種催しも楽しんだ。

 サンタクロース姿で楽しくランニングやウオーキングをし、参加費などで病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るイベントで、世界各国で行われている。国内では2009年に大阪で行われたのが始まり。

 県内では、大阪のサンタランに参加した山崎賢一さんの「諏訪地域でも病気と闘う子どもたちを応援したい」という呼び掛けで実行委が立ち上がり、17年に初めて開催。コロナ禍での中止もあったが、今年は一般社団法人長野県ライオンズも共催で加わり4回目の開催となった。

 同公園を発着点として下諏訪町の諏訪湖博物館付近で折り返す約6キロのコース。約100人が赤いサンタの衣装を着用し、秋晴れの下、闘病中の子どもたちを思いながらゆっくりと歩いた。

 同公園内では東海大付属諏訪高校吹奏楽部の演奏や松本蟻ケ崎高校書道部のパフォーマンスが行われたほか、保護猫の譲渡会やバルーンアートなども実施。県内外の各種キッチンカーも出店した。

 実行委では、参加費と物販の売り上げ(1割)などで贈り物を購入。諏訪赤十字病院や信濃医療福祉センター、岡谷市立病院、県立こども病院など県内8施設に入院している子どもたちにプレゼントを贈る予定だという。

 山崎実行委員長は「病気と闘う子どものために今年も多くの人が集まってくれてうれしい。これからも継続して子どもたちを応援し続けたい」と話していた。

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