辛い料理の試食会が行われたのしろ辛みフェスのオープニングイベント(イオンタウン能代で)
「辛さ」をテーマに、食を通じて地域を盛り上げる周遊型イベント「のしろ辛みフェス」のオープニングイベントが2日、能代市鰄渕のイオンタウン能代で開かれた。市内の飲食店36店舗で辛みのある料理を提供しているフェスをPRしようと、料理の試食会やクイズ、抽選会などが行われ、訪れた人たちは料理を試食したり、イベントを楽しみながら1カ月間続くフェスに興味を深めていた。
辛みフェスは、市内の異業種の有志が立ち上げたのしろ食フェス実行委員会が主催。食の「辛み」を縁にして多くの人が「絡み」、地域のにぎわい創出や飲食店の集客につなげることを目的に初めて開催した。
今月1日から30日までの期間中、市内の居酒屋やラーメン店など参加した36店舗で辛い料理を提供。対象メニューを注文・購入した来店客には、QRコード付きの用紙を配布、ウェブ上で人気投票を行う。スマートフォンなどでQRコードを読み込み、店舗を選択した後、「あなたの辛うま度」を5段階で評価したり、コメントを送ることができるほか、投票した人の中から抽選で景品が当たる。フェス期間終了後、結果を集計し、上位3店舗に「のしろ辛みフェス人気店」としての認定記念品を進呈する。
フェスを盛り上げようと、2日にはオープニングイベントを開催。このうち辛み料理の試食会では、36のメニューの中から「激辛レッドスコーピオン」「俺の担々麺」「激辛麻婆豆腐」「超激辛スパイスチキンカレー」「激辛マカダミア」「南蛮べっちょペンネアラビアータ」の6品を試食。能代山本で食の仕事に携わる人や実行委関係者など5人がコメンテーターとしてステージでメニューを味わった。「辛いけれど旨味がある」「かめばかむほど口の中に辛さが広がる」「辛いけれどすごくおいしい」などと感想を述べながら、タオルで汗を拭いたり、用意された茶を飲んだりしながら食べ進めた。また、会場に集まった辛みファンの中からも希望した人が試食し、各店自慢の一品を味わっていた。
また担々麺の由来やスープカレー発祥の地、からしとマスタードの作り方などに関する○×クイズ、抽選会や白神ねぎのんによるじゃんけん大会も行われたほか、ものまねタレントの「だしおさん」も登場しイベントを盛り上げた。会場には、各店の料理の写真付きのチラシも掲示され、訪れた人たちはフェスへの関心を深めていた。
同実行委の金沢佑紀実行委員長は「予想以上にたくさんの人がオープニングイベントに集まってくれてうれしい。期間中、たくさんの店舗を回って辛み料理を味わってほしい」と話している。
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