全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

奄美移住初日の日記など展示 島尾敏雄企画展始まる 県立奄美図書館

名瀬移住初日の日記などが展示されている県立奄美図書館の島尾敏雄記念企画展 =27日、鹿児島県奄美市名瀬

 奄美ゆかりの作家・島尾敏雄の企画展「島尾敏雄と『南島』」が26日から、鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美図書館の島尾敏雄記念室で開かれている。小説家として名をはせ、奄美移住後に同館の前身である県立図書館奄美分館の初代館長も務めた島尾が、船で名瀬に降り立った初日の日記や小説の草稿などが展示され、島尾を身近に感じられる内容になっている。11月21日まで。

 島尾敏雄は1917年横浜市生まれ。戦時中は海軍特攻隊長として加計呂麻島に赴任し、後に妻となるミホと知り合った。戦後は三島由紀夫、庄野潤三らと同人雑誌「光耀」を創刊、文壇へ躍り出た。

 55年10月に旧名瀬市に移住。高校の非常勤講師を経て、58年4月に同分館の初代館長に就任。75年4月に指宿市に転居するまでの間、現在まで活動が受け継がれる「奄美郷土研究会」や読書会「島にて」を立ち上げるなど、奄美の文化振興に貢献。群島内の他の島での読書の普及にも努めた。島での生活をつづったエッセー「名瀬だより」は文芸雑誌「新日本文学」に連載された。

島尾敏雄の小説からイメージして描かれた絵画作品

 企画展では11月2日に同館で講演を行う追手門学院大学の西尾宣明教授の島尾敏雄に関する著書や、島尾の小説からイメージして描かれた絵画も展示。絵画は「島にて」の会長を務めた故大野榮三郎氏の妻ミエさんが描いたもので、今年3月に同館に寄贈した。

 同館の小林由香指導主事は「奄美に居住していたからこそ書かれた文学もたくさんある。多くの方に島尾敏雄氏を知ってほしい」と来場を呼び掛けた。

関連記事

荘内日報社

ヤーヤー 冷水浴び願う 庄内町千河原「やや祭り」

 庄内町千河原地区に伝わる伝統行事「やや祭り」が12日、同地区の八幡神社で行われた。上半身裸の子どもたちが肩口から冷水を浴び、無病息災や身体堅固を願った。  やや祭りは、安産の神様を祭る同神社の歳...

ガイドは高校生アイドル 星槎帯広と初コラボ 芽室・明治なるほどファクトリ..

 「明治工場見学withアイドル部」が11日、芽室町内の明治なるほどファクトリー十勝(東芽室北1線)で開かれた。星槎国際高校帯広学習センターのアイドル部のメンバー6人が工場見学ツアーに同行し、来場...

新城で連続歴史講座開始 長篠・設楽原の戦いから450年

 新城市主催の「長篠・設楽原連続歴史講座」が12日、市設楽原歴史資料館で始まった。1575年の「長篠・設楽原の戦い」から450年を迎えるのに合わせた企画。  初回のこの日は、名古屋市秀吉清正記念館...

北羽新報社

八峰町の「輝サーモン」、4季目の養殖事業始まる 水揚げは5月予定

 八峰町の若手漁業者らでつくる「八水」(菊地陽一社長)は12日、同町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の未成魚約1500匹を港湾内のいけすに流し入れ、4季目の養殖事業を開始...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク