園児が梅収穫

収穫した梅をコンテナに移す園児(11日、田辺市中三栖で)
和歌山県田辺市中三栖、三栖幼稚園の全園児15人は11日、近くの畑で梅を収穫した。収穫した梅は自分たちで梅ジュースに加工する以外に、隣接する衣笠中学校にお裾分けした。中学校では1年生が主に梅干し作りに使う。 梅の栽培が盛んな地元を知るため、三栖公民館と取り組んでいる事業。同幼稚園と衣笠中は避難訓練を一緒にするなど親交が深く、5年ほど前から地元住民の畑を借り、中学生が使う梅も収穫している。幼稚園ではそれ以前にも長年、保護者だった人の畑で梅を採っていた。 園児は初めに梅ジュースにする青梅を収穫。枝になっている実を丁寧に採って、バケツに入れた。次に中学生が使う梅干し用に、全体が黄色や一部が赤色に熟した梅を収穫した。 園児は「いっぱいある」と歓声を上げ、実の匂いをかぐなどして作業を楽しんだ。1時間ほどで梅ジュース用に約20キロ、梅干し用に約40キロの梅を収穫した。 年長の舩山渚ちゃん(5)は「梅を採ってバケツに入れるのが楽しかった。梅ジュースは好きで、作るのが楽しみ」と話した。 この日、園児は梅を洗って冷凍保存した。後日、梅ジュースを作るという。
関連記事
南部高がグルメ甲子園優勝 UME―1フェスタ
梅の里・和歌山県みなべ町をPRする、年に一度の祭典「UMEー1(ウメワン)フェスタin梅の里みなべ」(町など主催)が9日、同町東本庄の町保健福祉センター駐車場を主会場に開かれた。目玉イベントで...
スマイルJ 五輪切符獲得を祝福 苫小牧市役所に横断幕
苫小牧市は10日、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪出場を決めた女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」を祝福する横断幕を市役所ロビーの吹き抜け2階部分に掲げた。今月末まで設置予定。 ...
庄内砂丘産アサツキPR 12―18日 東京・銀座でフェア初開催
庄内砂丘特産のアサツキをPRしようと「食の都庄内」ブランド戦略会議と「庄内まるごと届け隊」推進協議会は、東京・銀座で初の「あさつきフェア」を開く。期間は12日から18日までの1週間。銀座の飲食店に旬の...
帯広・いただきますカンパニー 道産業貢献賞 農業・農村振興功労者
農村ツアーや食育事業を展開する「いただきますカンパニー」(帯広市、井田芙美子社長)が、今年度の北海道産業貢献賞(農業・農村振興功労者)を受賞した。農業と消費者の距離を縮めようと活動し13年、メイ...