留学生が宇部のニュースを母国インドネシアに配信
インドネシアから山口県宇部市の山口大大学院技術経営研究科に留学中のグランディ・ウィリアム・キンシーさん(24)が、母国のテレビ番組に宇部の祭りや名所などを配信し、第二の古里の知名度アップに一役買っている。9月に2年間の修士課程を終えるが、それまでにさまざまな宇部の暮らしを伝えたいと張り切っている。キンシーさんは、厚東校区のサマースクールに参加したり、市姉妹都市友好協会の総会で講師を務めたりするなど、積極的に地域と関わってきた。昨年からはインドネシアの全国放送局NETの市民ジャーナリストとなり、無償でニュースを提供。これまでに常盤公園の彫刻、ときわミュージアム「世界を旅する植物館」、八十八夜お茶まつり、新川市まつり、旧吉部小校舎の活用、宇部で食べられるもんじゃ焼き、そうめん流しなど100本以上を取材。多くがテレビやネットで放送された。
取材はすべて自分で撮影し、リポーター役も務める。「日本といえば、東京や京都などの大都市や観光地しか知らない人が多い。一つの町の行事や生活を伝えることで、日本や宇部をもっと知ってもらい、好きになってほしかった」「宇部に行ってみたいという反響もインドネシアから届いている。知名度も上がっているはず」と話す。今後は、留学生との交流活動を続けているNPO法人ワン・フォー・オール(河野邦彦会長)と協力。学校の文化祭や運動会、塾などもっと深い日本や宇部を取材。放送されたニュースの上映会も開きたいと意欲をみせている。キンシーさんの配信はインスタグラム(@grandywilliamk)で見ることができる。

宇部のニュースを配信しているキンシーさん(宇部日報社で)
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