きみまちの里フェスティバルが開幕し、町内外から訪れた人たちが屋台村のグルメなどを楽しんだ

　第30回きみまちの里フェスティバルは19日、能代市二ツ井町総合体育館周辺と同体育館サブアリーナで開幕した。荒天の中での幕開けとなったが、昼食時には家族連れなどが訪れて屋台村を巡ったりステージイベントを楽しんだ。きょう20日はきみまち二ツ井マラソンが行われ、県内外から訪れるランナーが「きみまち路」を走る。

　実行委員会（会長・斉藤市長）と市の主催。にぎわい創出と地域活性化のため旧二ツ井町時代の平成７年に始まり、地元特産品をＰＲする物産フェアと、全国各地から参集するランナーが健脚を競うマラソンの２本立てで開催されている。
　今年の物産フェアには、屋内外合わせて45の事業者・団体が出店した。屋外の屋台村はきりたんぽ鍋をはじめ、田の源そば、鶴形そば、お好み焼きなど地元や県北各地の名物料理や野菜、果実などを売り込んだ。開会前から時折雨が強く降るあいにくの天気で来場者の出足が鈍かったものの、雨がやむと徐々に人出が多くなり、各店を巡ってさまざまなグルメを食べ比べたり、秋野菜、果物類を買い求めたりしていた。
　屋内のサブアリーナでは、地元の商工業者を中心としたブースが並んで衣類、木工品や時計など貴金属、食器類などを販売。会場内の店舗で５００円以上の買い物をするとスタンプがもらえ、３店舗分を集めると参加できるスタンプラリー抽選会と出店事業者が賞品を提供する「お楽しみ抽選会」も行われ、幸運を得ようと抽選器のハンドルを握る人たちで祭りらしい雰囲気でにぎわった。
　屋外で予定されていたティラノサウルスレースは体育館に会場を移して行われたほか、子ども園の園児による遊戯、よさこいダンスなどステージイベントも悪天から逃れて屋内で披露され、出演者もそれを見守る人たちもを楽しませていた。
　きみまちの里フェスティバルは、20日が最終日で午前８時～午後３時30分まで。