ファッションブランド「LAVRIDGE」 秋山さん(幕別)ミラノ初出展
幕別町の秋山珠枝さん(44)と知人スタイリストによるファッションブランド「LAVRIDGE(ラブリッジ)」が、イタリアのファッションショー「ミラノ・コレクション」に初出展した。秋山さんは「喜びと感動の気持ちでいっぱいになった。今後も日本の服飾技術を世界に伝えられるように頑張りたい」と話している。
ミラノ・コレクションのランウエーに赤いドレスを着て立つ秋山さんと中村さん(秋山さんの左)=ラブリッジ提供
ミラノ・コレクション(ミラノ・ファッションウィーク)は世界4大ファッションショーの一つ。ラブリッジは9月22日に、ミラノの修道院跡を活用したイベント施設「サン・バルナバ修道院」で行われたショーに出展した。
ラブリッジの服は、大量生産大量消費のファストファッションが主流のファッション業界への疑問から、技術を持つ職人によるフルオーダーメードによる提供が特徴。外見と内面の双方に寄り添った「一人一人に似合うファッション」の提案を掲げている。
ショーでは着物の生地を活用した羽織やドレスなど12着を披露。フルオーダーメードの意義を実感してもらうため、プロのモデル9人に加えて、日本でウオーキングの練習を重ねたブランドの顧客3人もモデルを務めた。
秋山さんは「(顧客の3人は)堂々と歩いてくれた。一人一人に寄り添うブランドのコンセプトをミラノの観覧者に見せられた」と感謝する。秋山さん自身も、共に創業したスタイリストの中村朱貴子さんと一緒に、ブランドの代表として舞台に立ちランウエーを歩いた。「満席の会場でカメラに囲まれ、楽しく夢見心地な体験だった」と振り返る。
ショーは、「主催団体も絶賛してくれた」(秋山さん)。翌23日にミラノで開いたブランドの展示会でも、着物の羽織に興味を示して注文してくれる海外客がいたという。秋山さんは「縫製などの服飾チームを拡充して、日本の技術を世界に広められるよう頑張りたい」と意気込んでいる。
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