大蚕室にランウェイ シルクガールズファッションショー
鶴岡中央高総合学科の被服系の生徒たちでつくるシルクガールズのファッションショーが14日、鶴岡シルク発祥の地・松ケ岡開墾場の5番蚕室で開かれた。被服系の2、3年生約30人が出演し、自作の華やかなドレスをまとい、ランウェイを歩いて披露し、来場者を楽しませた。
シルクガールズは鶴岡市の伝統産業・鶴岡シルクをテーマに、課題研究に取り組んでいる。ファッションショーはシルクの魅力を多くの人に伝えようと毎年開催。大蚕室を使ったショーは、昨年に続き2回目となった。「シルクガールズ・プロジェクトin松ケ岡」と銘打ち、「リング~終わりなき絆」をテーマに、歴史をつなぎ、人との絆やSDGsを意識した思いをリング(環)に込めた。
ショーは午前と午後の2回に分けて行われた。草木染めを取り入れたりした白や赤が基調のウエディングドレスやパーティードレス、端切れを使ったパッチワーク風の衣装、パンツスタイルなど新作17着を含む33着を軽快な音楽と映像に合わせて次々と披露。真っ赤なランウェイでポーズを決めると、養蚕の歴史を伝える大蚕室が華やかな雰囲気に包まれた。
3年生でプロジェクトリーダーの加藤麻美さん(17)は「多くの人に来ていただき、みんなから『きれいだね』と言ってもらえて良かった。緊張したけど、皆さんの笑顔で、こちらも自然と笑顔になれた」と話した。来年2月には3年生の集大成となる最後のショーを予定している。
この日はファッションショーのほか、食物系と保育系の生徒も参加し、郷里料理の振る舞いや絹の歴史を伝える紙芝居、クラフト体験なども行われた。
生徒たちの華やかなドレス姿に観客から大きな拍手が沸いたファッションショー
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